50セント、DVD販売中止を求める裁判で敗訴

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50セントが自ら出演したDVD『The Infamous Times - Volume I: The Original 50 Cent』の発売中止を求めていた裁判で敗訴したと、AllHipHop.comが報じている。

'80年代、ニューヨークに実在したストリート・ギャング、故ケヴィン“50セント”マーチンを取り扱ったDVD『The Infamous Times - Volume I: The Original 50 Cent』に50セントは出演し、自らの名前のルーツであるケヴィン・マーチンについてインタビューに応えている。しかし、このDVDの中で自らの商標登録しているロゴが無断使用され、著作権侵害に当たると主張。更に出演料をケヴィン・マーチンの遺族へ支払うか、あるいは50セントが主宰する非営利団体G-Unity Foundationへの寄付するよう約束していたにも関わらず、その約束が守られていなかったとして、DVDを制作したCzar Entertainmentに対し、DVDの販売中止を求める訴えを起こした。

裁判の中でCzar Entertainment側は出演料の支払いに関して、50セントの主張している内容の約束はしていなかったと主張。更にロゴ使用の著作権侵害も認められず、ロサンゼルスの連邦裁判所は50セントの訴えを全面的に棄却した。また、訴えられたCzar Entertainmentは50セントと確執のあるザ・ゲームのマネージメントも行なっており、ザ・ゲーム側への嫌がらせとして50セントがこの裁判を起こしたとCzar Entertainment側は語っている。

K.Omae, LA
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