ノトーリアスB.I.G.殺人事件の重要情報はウソだった？

故ノトーリアスB.I.G.の殺人事件の捜査で、犯人の手がかりとなっていた重要な証言が全て噂話に過ぎず、全く信憑性にかけていたものであったことが明らかになったと、AP通信などが報じている。

これは通称“サイコ・マイク”（Psyco Mike）と呼ばれている人物が警察に対して証言した内容に関するもので、彼はシュグ・ナイトがロサンゼルス警察の警察官と共にノトーリアスB.I.G.殺害計画を企てたと証言し、更に殺人事件の実行犯とも考えられたアミール・ムハマッドもこの“サイコ・マイク”の供述によって特定されていたという。しかし、ノトーリアスB.I.G.の母親であるVolette Wallaceが現在、ロサンゼルス警察の捜査に関して起こした不法死亡民事訴訟の訴訟の宣言供述書の中で、“サイコ・マイク”自らが自らの証言に信憑性が無いことを明らかにした。

なお、警察とFBIは彼の証言を元に長期に亘って捜査したにも関わらず、結局、彼の証言を裏付ける証拠は何一つ見つけることは出来ず、既に今年に入って事件の捜査を打ち切りにしていることも明らかになっている。

K.Omae, LA