トロント発、リンキン・パークの次はコイツら! 初来日のノー・ウォーニングを直撃!!

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──緻密な音作りはもちろん、アンサンブルもすごくタイトでストイックに響いてくるから、お友達つながりとは意外。演奏とキャラクターには、相当ギャップありですね。

ベン:確かに音楽性と人間性は大きく違うね、オレたち。いつもスクリームしてるようなハードコア・バンドって、大体がそうなんじゃないかな。音楽と実物とではギャップあり。割とナイスでメロウな人が多いんだよ。

──ではデビュー・アルバムについて。インディーズでリリースしてから今作までは、時間をかけて、じっくりと改造したそうだけど、バンドとしてはどんな取り組みをしたの?

ベン:改造は今回に限ったことじゃなくて、今後もアルバムを作るたびにリコンストラクションしていくと思うよ。毎回同じことをしてちゃダメだと思うし。じっくり腰を落ち着けて作った結果が『サファー、サヴァイヴ』で、前作とはガラっと変わったワケだけど、その変化だって、オレたちにとっては当然のなりゆきって感じなんだよね。

──10曲が28分で完結。とにかく重くて、激しくって…そして短いと(笑)。このあたりも今作ならではの特徴になってます?

ベン:余計なものをすべてそぎ落として、言いたいことだけ言うっていうのが趣旨だった。だから無駄なものは一切入れないようにした結果、短くなったんだ。それはオレたちも望むところであって。短いと、“え? もう終わっちゃったの? それじゃもう一回聴こう!”ってことにもなるだろうし(笑)。

──アルバム収録の「モダン・アイズ」なんて象徴的。イントロや間奏と、ハードロックの要素をキッチリ詰め込まれていながらも、気づけば1分44分で終わってるという。

ベン:でもね、気が向けば、ストーナーぽいものをジャムったりもするよ。明日何が起こるのかは、自分たちにも分からないんだ。

──曲作りは、みんなでヒザつきあわせてやるの?

マット:ありとあらゆるコンビネーションがあって、全員で作る時もあれば、2人3人って時もあって、その中でもいろんな組み合わせがある。ちょっとしたアイデアが浮かんだら、すぐに何らかの方法で形にしていくんだ。オレたちに、いわゆる方程式みたいなものはないんだよね。

──リンキン・パークのレーベル“マシン・ショップ・レコーディングス”の第一弾アーティストってことでも注目を集めてますよね。リンキンのマイク・シノダからは何か、励ましなりアドバイスはもらいました?

マット:“Don't come easy(楽じゃねーぞ)”って。ものすごいハードワークで今日のポジションをつかんだ彼が言うんだから、それは本当なんだろうな。でも、オレたちもその意味は分かってる。だから覚悟はできてるんだ。

取材・文●菊池陽子


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●ノー・ウォーニング オフィシャル・サイト(ワーナーミュージック・ジャパン)
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