SUM 41オープニングとしてさいたまスーパーアリーナ2DAYSというビッグなミッションを無事成功させ、日本初上陸にワクワク感を隠せない5人。バンドのことや、アルバムについて語る姿は、近所の兄ちゃん的なノリで、ハード・コア・シーンの新星と謳われるそのイメージとのギャップも相当興味深い。
──ようこそ日本へ。日本での初ステージを終えての手応えは?
ベン・クック(Vo、以下ベン):GOODってよりは、BETTERな感じだったかな。
──オーディエンスのリアクションは?
ジョーダン・ポスナー(G、以下ジョーダン):ものすごかった!
ベン:オレたちの予想を上回って、みんな大騒ぎしてくれて楽しかったよ。何より、オーディエンスの数がハンパじゃなかった。 ジェシー・ラボヴィッツ(Dr、以下ジェシー):相当暴れさせてもらったよな。
──日本での初のライヴがさいたまスーパーアリーナだなんていうラッキーは、なかなかないケースだと思うけど、そのあたりの意識はあった?
ベン:オレたちも、それが当たり前だとは思ってないし、光栄なことだと思ってる。
マット・デロング(G、以下マット):日本に到着したその足で会場に向かったから、最初は時差ボケでどうなるんだろうって心配してたんだけど、実際ステージに立ってみたら、全然平気だったよな。
──ではベーシックな質問について。バンドの生い立ちについて教えて欲しいんだけど。ギターのマットが軸となって結成したとか?
マット:うん。15歳の時にね。バンドがやりたかったんだよ。オレはベンのバンドに入りたかったんだけど、ヘタだからって落とされてさ(笑)。だから悔しくって、一年かけて練習してうまくなったんだ。それからベンを誘ってやることにした(やや得意げ)。
──ほかのメンバーも同じ地元だったんだよね。みんな知り合いで。
ジョーダン:うん。みんなが共通の友達だった。そもそもが狭いコミュニティだし、バンド活動を始める前から友達だったりしてね。
──てことは、特に厳しいセレクションをしたわけではないと?
マット:うん。フレンドシップありき。
ベン:歌は歌わなくてベースだけ弾いてるようなやつでも、最後は人間性だよな、やっぱり。
ライアン・ギャベル(B、以下ライアン):…こうやってバカにされてる状況を理解できないやつは、オレたちの中には入ってこれないぜ(笑)。感性とか価値観が合わないとな!
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