グリーン・デイ 来日&グラミー受賞大特集!! 2005 インタヴュー編
─オリジナル・アルバムとしては前作の『ウォーニング』から4年ぶりとなりますが、ニュー・アルバムをリリースするにあたりプレッシャーはありませんでしたか?
ビリー・ジョー・アームストロング(Vo&G/以下、ビリー):アルバムを作る度に俺達は自分自身にプレッシャーをかけるんだ。だって俺たちみたいに10年以上も、いや15年も活躍していると、作るアルバム全てが新しい時代を意味するからね。だから前やったことよりもいいものを作ろうっていうチャレンジが常にあるし、ひたすら成長し続けたいという気持ちがあるんだ。
─このアルバム・コンセプトについて教えてください。
ビリー:このアルバムのコンセプト、もしくはストーリーは、年頃になるキッズが自分の前にある2つの道のどちらを進むべきか悩んでいるってものなんだ。自分のハートが訴えていること、つまりは倫理を貫くか、それとも自己破滅の道を進むべきかを悩むんだけど、これは政治的に不安定で、世界中で悲惨な出来事が勃発している今の時代に生きる多くの人が直面していることだと思うんだ。
─いつ頃このアルバムのアイディアが浮かんだのですか?
マイク・ダーント(B/以下、マイク):スタジオで1年近く作業することによって、俺達はそれこそ何百万っていうアイディアを書き出したんだ。そのプロセスの中である時偶然、短いシアター的な曲ができたんだ。そのきっかけは俺が書いた30秒の曲。可能な限り強烈でヴォッドヴィル的な短い曲を作りたくてね。2人がスタジオに戻ってきてその曲を聴いたら「ワオ! すっごくクールだ!」ってビリーが感動して、それに合わせる曲を書いたんだよ。そしたらトレがそれに合わせる曲をさらに書いて……って具合に、どんどん膨らんでいったんだ。1週間ほどそんな感じに作業を続けていったら10分にもなる曲ができ上がったってわけ。その曲が完成したことによってアルバムの形が見えたんだよ。「俺達はこれをもっとでっかいスケールで追求できるぞ」って思ったんだ。その時にできたアイディアの多くはアルバムの最後に収録されている「ホームカミング」に生かされているよ。
─いつからレコーディングを始めて、どのくらい時間がかかったんですか?
ビリー:まずはカルフォルニア州オークランドのスタジオで狂ったようにデモ作りをやったんだけど、あれには約1年掛けたね。その後ロスに移ってロブ・カヴァロ(プロデューサー)と合流して、ハリウッドで4ヶ月半掛けて録音したんだ。
─アルバム・タイトル、ジャケット・アートワークといい非常にインパクトのある、一種攻撃的なものだと思うのですが、なぜこのタイトル、ジャケットに決めたのですか?
ビリー:ジャケット・アートワークはアルバムのテーマに通じているんだ。「ホームカミング」って曲の中に「俺のハートを掴んでいる、手榴弾みたいに」ってくだりがあるんだけど、そこからこのアートワークのヒントを得たんだ。ジャケットの絵は心臓と手榴弾、2つを意味するもの。このアルバムのテーマは自己破滅の道を選ぶか自分のハートが訴えかけている道を選ぶか? もしくは自分のハート、つまりは自分を大切にするか?ってことなんだよ。
マイク:『アメリカン・イディオット』(直訳するとバカなアメリカ人)ってタイトルは、今俺達が住んでいるアメリカでは自分らしさを保つのが厳しい時代だってところから来ているんだ。あまりにも多くの……メディアが発する大攻勢や、巷で流行っているリアリティ・テレビや、政府が流すウソの情報に……惑わされてしまうため、自分の正しき道が何なのかを見いだすのが本当に難しい時代なんだ。このアルバムのテーマはそういうことをベースにしているんだ。メイン・キャラクターはそういう事と戦う旅に出るんだ。
─では“アメリカン・イディオット”っていうのは、誰かのことを想定しているわけではないのですか?
ビリー:アメリカン・イディオットって言うのは誰のことでも……っていうか、俺は昔から自分を卑下するユーモアを持っている。だから自分自身のことをこう呼ぶ時だってあるよ。これはだまされた気分になったり、混乱した時の状態を指しているんだ。今の世の中の情勢に混乱している様子。アメリカの現状に混乱している姿をこの言葉は意味しているんだよ。
ビリー・ジョー・アームストロング(Vo&G/以下、ビリー):アルバムを作る度に俺達は自分自身にプレッシャーをかけるんだ。だって俺たちみたいに10年以上も、いや15年も活躍していると、作るアルバム全てが新しい時代を意味するからね。だから前やったことよりもいいものを作ろうっていうチャレンジが常にあるし、ひたすら成長し続けたいという気持ちがあるんだ。
─このアルバム・コンセプトについて教えてください。
ビリー:このアルバムのコンセプト、もしくはストーリーは、年頃になるキッズが自分の前にある2つの道のどちらを進むべきか悩んでいるってものなんだ。自分のハートが訴えていること、つまりは倫理を貫くか、それとも自己破滅の道を進むべきかを悩むんだけど、これは政治的に不安定で、世界中で悲惨な出来事が勃発している今の時代に生きる多くの人が直面していることだと思うんだ。
─いつ頃このアルバムのアイディアが浮かんだのですか?
マイク・ダーント(B/以下、マイク):スタジオで1年近く作業することによって、俺達はそれこそ何百万っていうアイディアを書き出したんだ。そのプロセスの中である時偶然、短いシアター的な曲ができたんだ。そのきっかけは俺が書いた30秒の曲。可能な限り強烈でヴォッドヴィル的な短い曲を作りたくてね。2人がスタジオに戻ってきてその曲を聴いたら「ワオ! すっごくクールだ!」ってビリーが感動して、それに合わせる曲を書いたんだよ。そしたらトレがそれに合わせる曲をさらに書いて……って具合に、どんどん膨らんでいったんだ。1週間ほどそんな感じに作業を続けていったら10分にもなる曲ができ上がったってわけ。その曲が完成したことによってアルバムの形が見えたんだよ。「俺達はこれをもっとでっかいスケールで追求できるぞ」って思ったんだ。その時にできたアイディアの多くはアルバムの最後に収録されている「ホームカミング」に生かされているよ。
─いつからレコーディングを始めて、どのくらい時間がかかったんですか?
ビリー:まずはカルフォルニア州オークランドのスタジオで狂ったようにデモ作りをやったんだけど、あれには約1年掛けたね。その後ロスに移ってロブ・カヴァロ(プロデューサー)と合流して、ハリウッドで4ヶ月半掛けて録音したんだ。
─アルバム・タイトル、ジャケット・アートワークといい非常にインパクトのある、一種攻撃的なものだと思うのですが、なぜこのタイトル、ジャケットに決めたのですか?
ビリー:ジャケット・アートワークはアルバムのテーマに通じているんだ。「ホームカミング」って曲の中に「俺のハートを掴んでいる、手榴弾みたいに」ってくだりがあるんだけど、そこからこのアートワークのヒントを得たんだ。ジャケットの絵は心臓と手榴弾、2つを意味するもの。このアルバムのテーマは自己破滅の道を選ぶか自分のハートが訴えかけている道を選ぶか? もしくは自分のハート、つまりは自分を大切にするか?ってことなんだよ。
マイク:『アメリカン・イディオット』(直訳するとバカなアメリカ人)ってタイトルは、今俺達が住んでいるアメリカでは自分らしさを保つのが厳しい時代だってところから来ているんだ。あまりにも多くの……メディアが発する大攻勢や、巷で流行っているリアリティ・テレビや、政府が流すウソの情報に……惑わされてしまうため、自分の正しき道が何なのかを見いだすのが本当に難しい時代なんだ。このアルバムのテーマはそういうことをベースにしているんだ。メイン・キャラクターはそういう事と戦う旅に出るんだ。
─では“アメリカン・イディオット”っていうのは、誰かのことを想定しているわけではないのですか?
ビリー:アメリカン・イディオットって言うのは誰のことでも……っていうか、俺は昔から自分を卑下するユーモアを持っている。だから自分自身のことをこう呼ぶ時だってあるよ。これはだまされた気分になったり、混乱した時の状態を指しているんだ。今の世の中の情勢に混乱している様子。アメリカの現状に混乱している姿をこの言葉は意味しているんだよ。
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