01. Trip in the music 02. Folks 03. Another Days 04. 12月 05. Little town 06. soul music 07. 旅について 08. Tripper's Anthem 09. SKY HIGH 10. No Reason Bues 11. over 12. rainman
|
2004年 12/12(日)渋谷duo music exchange "Trip in the music" release party [問]HOT STAFF 03-5720-9999
12/15(水)大阪BIG CAT [問]GREENS-06(6882)1224
12/19(日)お台場パレットタウンプラザ ※入場フリー 13:00~スタート
12/23(木)金沢文庫the road&the sky [問]the road&the sky 045-701-1639
12/24(金)横浜サムズアップ [問]Thumbs up 045-314-8705
●オフィシャルサイト http://www.caravan-music.com |
| ▲上記画像を | ――今回リリースされた最新アルバム『Trip in the music』は、そのタイトルどおり“旅”がテーマの1枚なんですよね?
Caravan:ライヴツアーをこの間の春にやったんですよ。いろんな場所でやったんですよね、ライヴハウスはもちろん、サーフショップから、バー、洋服屋といった普通のミュージシャンはやらないような所でも。そこでは、ライヴハウスでは出会えない、いろんな人と出会え、密なコミニュケーションがとれた。やがて人と巡り会ううちに、旅って普段の生活のなかでも感じることはできるんだなぁ、と感じたんですよ。つまり気持ちの持ち方しだいで、旅は楽しめるし、常にフレッシュな気持ちでいられるのでは?と。このアルバムは、そういう内面的な、生活に寄り添った“旅”について歌っているんです。だから、大げさに「旅がテーマです」ではなく、考えてみたら毎日が旅なのでは?というメッセージをアルバム全体を通して伝えています。
――確かに、聴いていると日々をハッピーにピースに過ごせるような気分になります。
Caravan:毎日同じことのくりかえし、と嘆く人がいるけど、その毎日のなかで必ず昨日とは違う何かが起こっているはずだし。人生に同じ日なんてないと思う。そこに気づいてもらうきっかけになってもらえたら。
――歌の響き方に、不特定多数に向けて歌っているような雰囲気ではなく、親しい友人ために歌ったような、親近感を感じます。
Caravan:歌い方、音の響かせ方は、特に意識はしてなかったんですけど。僕は、歌を作ることによって、自分に言い聞かせているところもあって。こうなりたい、という自分像を歌を通じて確認しているような。それが不特定多数というより、身近な感じで聴こえているのかな、と思います。
――なるほど。にしても、サウンドを聴いていると、Caravanさんは、自由に音楽ライフを満喫しているような空気が伝わります。
Caravan:まぁ、気の向くままにやっているんですけど。自由にやるのって、孤独なこと。いいことばかりじゃないですよ。常に葛藤の連続だし…。どんなことをやってても、大変だと思いますけど。
――さて。サウンドに関しては、60~70年代のソウル、ブルース、R&Bといったレイドバック感のあるものを多く取り入れているような。何かこだわりは?
Caravan:僕は、ジャンルはどうこうといった音楽の聴き方はしてなくて。ハウスや、ヒップホップも聴けば、スライやニール・ヤングといったものにも心ひかれる。まぁ、ただ今の僕の気分が、レイドバック感なのかもしれないですけど。
――アルバム収録曲の「soul music」では、前述のスライやボブ・ディランなど、ミュージシャンの名前を連呼しているフレーズがありますが、あれは何故?
Caravan:あれは、自然と出て来た感じなんですよ。だから何故かはわからないんです(笑)。この曲は、今まで僕の背中を押してくれたり、光を与えてくれた音楽に対して、感謝の気持ちを表現したもの。今、この曲が作れてよかったと思ってます。
――私を含め、たぶん多くのリスナーは、あなたの音楽をベン・ハーパー、ジャック・ジョンソンに通じる“サーフ・ミュージック”系アーティストととらえています。それに関してはどう思ってます?
Caravan:ジャックもベンも、それぞれ好きな音楽をやっていて、たまたまサーフィンがライフスタイルにあったから、そう呼ばれているだけであって。僕はそこにわざわざ入ろうとは、思ってないです。ただ気の向くままに、好きな音を作るだけなので。
取材・文●松永尚久
|
|