──今回の来日の意気込みを教えて下さい。
ベン:アメリカでも一緒にやってるニュー・ファウンド・グローリーと来れたことはうれしいしよ。日本のファンがライヴですごく盛り上がってくれることはもう知ってるし、前回の来日よりかなり会場もデカいしね。
──アルバムが全米で100万枚突破ですが、そちらの手ごたえは?
ピーター:すごくうれしいよ。アルバムを作ったときには自分たちでも想像していなかったから信じられないし、アメリカ以外の国でもそのヒットが波及してるのは感じてる。感謝の気持ちでいっぱいだよ。
──あなたたちも、今回一緒にツアーをするニュー・ファウンド・グローリーもそうですが、今アメリカでパンク・ロックが盛り上がってるシーンをどう思いますか?
ベン:一言でパンクとは言えないだろうけど、“<Warped Tour>に出るようなバンド”、として考えると俺達もこれまでファンとして聴いてきたものだし、そういうロックがメジャー・シーンで盛り上がっているのはすごくうれしい。ただ、“パンク”というと俺はセックス・ピストルズとか、そういうイメージがあるんで、俺達はそこまではパンクじゃないと思うけど。
──イエローカードは'97年に結成されたそうですが、ここまでの道のりは長かった? 短かった?
ショーン:確かに'97年にベンとLPがイエローカードを結成して、最初はパンク・バンドっぽかったんだ。それから紆余曲折を経て、'00年にヴォーカルのライアンが加入してほぼ今のラインナップに近くなった。そこからは常にツアーに出て、毎日ライヴを繰り返す日々だった。だから、長くは感じてないけど、とにかくツアーに出っぱなしの日々だったよ。
──今回のアルバムの曲はいつごろ書いたのですか?
ライアン:レコーディング前だから、'02年の12月とか'03年の1月あたりだね。
──タイトル曲の「オーシャン・アヴェニュー」などは青春の甘酸っぱい曲でしたが、実体験を基にしたものが多いのですか?
ライアン:確かにそのとき自分達がいた状況について書いているよ。生まれ育ったフロリダのジャクソンビルという町から出るという苦しさ、でも音楽活動をやっていくためには、より大きいチャンスのあるところに出て行かなくてはいけないと分かっているんだけど、家族や友達がいて、楽しい時を過ごしたジャクソンビルへの思い入れがあるから、甘酸っぱい感じというのがあると思う。
──5曲目の「ライフ・オブ・ア・セールスマン」が結構心に響いたんですが、これはお父さんについて歌った曲だそうですね。
ライアン:多分このバンドをやることで失ったもの、あるいは築きなおすことができたものっていうのが父親との関係だったんだ。父親とはずっと仲良くて、お互いにいろいろ話し合ったりしていたんだ。でも、彼は典型的な南部の人間で、伝統とか責任を重んじ、大学を中退してバンドをやることには大反対だった。今では仲直りしたし、うまくやってるけど、まあそんなことを書いた歌さ。
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『オーシャン・アヴェニュー(スペシャル・エディション)』 東芝EMI TOCP-66312 \1,980(tax in) 1 ウェイ・アウェイ 2 ブリージング 3 オーシャン・アヴェニュー 4 エンプティ・アパートメント 5 ライフ・オブ・ア・セールスマン 6 オンリー・ワン 7 マイルス・アパート 8 トゥエンティ・スリー 9 ヴュー・フロム・ヘヴン 10 インサイド・アウト 11 ビリーヴ 12 ワン・イヤー、シックス・マンス 13 バック・ホーム 14 ファイアウォーター 15 ヘイ・マイク 16 ウェイ・アウェイ(アコースティック・ヴァージョン) 17 アヴォンデイル(アコースティック・ヴァージョン)(ボーナストラック)
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