『スパイダーマン2』から誕生したニュー・ロック・プリンセス、アナ・ジョンソン

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これが私のやり方 人生こそが私のゲーム

『スパイダーマン2』のテーマ曲として世界中で大ヒットになり、
エヴァネッセンスを超える驚異的なビッグ・セールスを果たした
アナ・ジョンソンのデビューアルバム『The Way I Am』。
今や音楽のメッカとなったスウェーデンからのニューカマーだ。
“自分はここにいる”“本当の自分はこれ”という強い意志を感じさせる歌は、
ハードなバンドサウンドに乗り、次世代のロック・プリンセスに相応しい力強さを感じさせる。


国内盤発売のプロモーションで来日した彼女に接近。溢れるロック魂を吐露してもらった。


来日記者会見映像
(ゴールドディスク受賞!)

「十戒」記者会見映像へ!
▲上記画像を
@スウェーデン大使館

アナからのメッセージ映像

「BLESSING 祝福」ビデオへ ▲上記画像を


デビュー・アルバム


『The Way I Am』

2004年10月6日発売
EICP-430 \2,100(tax in)


01.We Are
02.Don't Cry For Pain
03.The Way I Am
04.I'm Stupid
05.6 Feet Under
06.Coz I Can
07.Crest Of The Wave
08.L.A.
09.Life
10.Now It's Gone
11.Here I Go Again
12.Black Hole (日本盤ボーナス) 

プレゼント

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抽選で3名様に
プレゼント!

応募はコチラから
(2004年10月31日迄)

オフィシャル・サイト

Sony Music Online Japan


――ソロデビューまでの経緯を教えてください。

アナ・ジョンソン(以下、アナ):実はね、元々はソングライターとしてやっていこうと思ってたの。それでいろいろな音楽出版会社と契約したんだけど、その中で出会ったある人が「ダメだよ。他人のためじゃなくて自分のために曲を書いた方がいいよ」と言ってくれたの。それで自分のために曲を書いてソロシンガーとして活動を始めた。そういう音楽出版会社の人の助けなんかもあって、今こうしてデビューアルバムを出すことができたというわけよ。

――ソロデビュー前に、グループでデビューしてるんですよね。

アナ:大学でグラフィックデザインを勉強してた頃なんだけど、新聞で大きなオーディションの広告を見て暇つぶしに応募してみたの。そしたら合格してしまって、それでガールズグループのメンバーになった。最初は音楽を仕事にできるということで嬉しかったんだけど、実際に活動を始めてみると、作られたガールズグループの一員にすぎなくて、音楽性も満足できるものじゃなかった。ただ、そのグループ自体はスウェーデンで成功を収めたの。それで自分の責任は最低限まっとうして、1年で辞めたというわけよ。

――『スパイダーマン2』のテーマ曲が全世界的に大ヒットしていますが、これに選ばれてどんな気持ちでしたか?

アナ:3月に採用するっていう連絡をもらった時は、嬉しかったけど「へぇ、いいじゃん」って思ったくらいで軽く考えてたの。でも5月に「We Are」のビデオ撮影でロスに行った時に、やっと実感が湧いてきたって感じね。それだけ皆が私の音楽を信じてくれたことに喜びを感じるしワクワクした気持ちになるわ。

――アルバムの『The Way I Am』中で、「We Are」や「The Way I Am」「Coz I Can」など、すごく強い自己主張や断定的な歌詞が印象的だけど、これはアナの性格なの?

アナ:「The Way I Am」は、自分がこれまで歩んできた人生を短くまとめたものなの。元々私はかなりおてんばな女の子で、昔から自分のやりたいことをやってた。周りが理解してくれなくてもやり通してしまうみたいな。でも私がすごくラッキーなのは、今の私は自分に自信があって自分のことを好きでいられる。そういうことを歌にすることによって、聴く人に少しでも自信を持ってもらえればいいと思うわ。

――辛らつな歌詞をとてもセクシーに歌いますね。

アナ:そう?(笑) 私は自分をセクシーに見せようと意識したことはないわ。かわいく見せようとすることはあると思うけど。でもそう言ってもらえるなんて嬉しいわ。ありがとう。

――本当に強烈な内容の歌詞が印象に残ります。これらはどういうところから発想してるのかな?

アナ:日常生活で気になることなんかを歌にすることが多い。例えば「The Way I Am」は、セクシーじゃなければいけないとか、こういう格好をしなければならないというメディアが捉える女の子の理想像に対して、“悪いけど私はこのままの自分が気に入っている。メディアが女の子にそんなプレッシャーをかけるのはおかしい”と思って書いた歌詞なの。それ以外も、テレビで観たり聴いたりしたもの、本や新聞で読んだもの、友達や自分の身に起こった出来事とか、自分の日常の中で起こったことを、ちょっとヒネリを効かせて書いてるの。

――アルバム全体を通してバンドサウンドが心地いいです。どんなバンドに影響されましたか?

アナ:アメリカの音楽が好き。特にグランジ系を良く聴いてたわね。パール・ジャムレッチリニルヴァーナが大好きだけど、ロックだけじゃなくてエリカ・バドゥとか、いろいろなジャンルのものを聴いてるわ。多くのジャンルの中から良いものを吸収したい。でも実際に曲を書いている時は、誰かのマネをしたいとは全く考えていなくて、頭の中で自然にまかせて書いてるわ。でも私の中に染み付いた音楽が外に出ちゃうのは当然ね。とにかく、ハードで勢いのあるギターが大好きなので、今はバンドサウンドが一番合ってるわね。

――目標とするアーティストを教えてください。

アナ:エリカ・バドゥのロック版かな。非常に洗練された女性であると同時に音楽の中に知性を感じさせる。それで世界中をツアーできる、そういうところを目指したいな。

――“ニュー・ロック・プリンセス”というキャッチフレーズはどう?

アナ:嬉しいわ。とても嬉しい。サイコー!


取材・文●森本 智
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