ドラマー不在のB.R.M.C.、新作について語る

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メンバー間の争いによりドラマーが離脱したブラック・レベル・モーターサイクル・クラブ(B.R.M.C.)が、3作目となるニュー・アルバムについて語った。B.R.M.C.は、8月の終わりにギタリストのピーター・ヘイズとドラマーのニック・ジャーゴが口論し、ジャーゴがバンドから離脱。それが原因で、フランスのフェスティヴァルをキャンセル、スペインのショウはファンを代役に立てパフォーマンスを行なった。

ベーシストのロバート・ターナーは、バンドは現在、友人の力を借りてアルバムを制作中だとBillboard.comに語っている。「いくつかの曲は、友人のポールがドラムをプレイしてる。そして、いくつかは俺とピーターだけでやってる」

新作はアコースティック・アルバムになるのではとの噂もあったが、ターナーはこれを否定している。「アコースティック・アルバムじゃない。そういった曲もあるけどな。ジョニー・キャッシュや(ボブ・)ディランの初期の頃に似た曲もある。それを膨らませた感じ。もっと厚みを増したってとこだな」

バンドは今年の初め、Virginとの契約を解消したばかり。まだ新しいレーベルは決定していないが、新作は来年早々にリリースしたいと考えている。しかし現在のところ、ツアーを行なう予定はないという。ジャーゴの代わりを急いで見つけるつもりはないというのが、その理由だ。ターナーはこう説明する。「ドラマーを慌てて見つけるつもりはない。まだ、ニックと俺達の間に起きたことが100パーセントはっきりしてないからね。彼に時間を与えたい。もし他のバンドでプレイしたいっていうなら、それもいいだろう。でも、もし俺達とプレイしたいっていうなら、彼のために扉はいつでも開いている」

メンバー2人となったB.R.M.C.は現在、LAのスタジオでレコーディング中。今月出演する予定だったニューオリオンズのVoodooフェスティヴァルをキャンセルしている。

Ako Suzuki, London
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