──1stアルバムは地下室で自分たちで録音したそうだけど、環境の違いはどうだった?
CJ:前回のアルバムは1年ぐらいに渡って、その場その場で録音したものを後からつなぎ合わせたんだ。今回はレコーディング期間を決めて、準備してから取り組んだから、みんな集中できたし、順序だてて進めることができたよね。
──ツイン・ヴォーカルやコーラスのハモりが美しい曲も多かったですね。これはマンドゥ・ディアオの武器として結構意識して入れたんですか?
サミュエル:うん、その通り!
グスタフ:せっかく持ってる武器を使わない手はないからな。
ビヨルン:実は1stでも結構ハモりとかコーラスはやってるんだ。音が悪いからあんまり聴こえないんだけどね(笑)。
──歌メロの美しさというのは今回重視したテーマ?
ビヨルン:常に一番重要なテーマだよ。
グスタフ:マンドゥ・ディアオが最も大事にしてることだね。美しい曲を書いて、ライヴでは激しくプレイする。指から血が出る程にね。それがマンドゥ・ディアオの哲学なんだ。
──今回のアルバムは自分たちの故郷がテーマだそうですね。
グスタフ:うん、全ての歌詞は何かの形でボーレンゲっていう町にまつわる内容だよ。ここ2年の間にいろんなことが起こったし、今はストックホルムに住んでる。後から気がついた、俺たちの町への想いがアルバムに反映されてるんだ。
サミュエル:愛憎っていうのかな。町を出て、初めてボーレンゲへの愛情に気がついたんだよね。住んでるときにはイヤなこともあったし、早く出たいと思ってたのに。
──そんな故郷への想いが反映された曲の中で、とくに思い入れが深いものとかある?
グスタフ:今バンドの中では、みんな5曲目の「ユー・キャント・スティール・マイ・ラヴ」が一番気に入ってるんだ。俺が今まで書いた中で一番美しい歌詞だと思う。
──1stアルバムが出たときにマンドゥ・ディアオは“俺たちのアルバムはザ・フーやキンクス、スモール・フェイセズのどのアルバムよりもいいし、ストーンズやビートルズの多くのアルバムより優れている”と発言しました。その気持ちは2ndアルバムでも変わりませんか?
グスタフ:その『ブリング・エム・イン』より、さらにいいぜ! 例えがあんまりよくなかったんだけど、ザ・フーやキンクス、スモール・フェイセズには名曲ってのはいくつかあるけど、“傑作アルバム”ってのはないじゃん。アルバムに関しては俺たちの方が上だと思うぜ。しかも俺たちそれを二十歳で作ったんだぜ! ま、ストーンズやビートルズには、何枚か良いアルバムがあるのは認めるけどさ。
取材・文●末吉靖永
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