ロットングラフティー vs マンガ家・ハロルド作石、対談!

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ハロルド作石 × ロットングラフティー対談!

4月に1stフルアルバム『CLSSICK』をリリースし、現在全国ツアー真っ最中のロットングラフティー
その合間を縫って、なんと!『BECK』『ゴリラーマン』『ストッパー毒島』で有名な
マンガ家・ハロルド作石氏との対談を敢行!

なぜ、ロットンにハロルド作石???と思うかもしれないけど、
ハロルド氏が描くロックバンドを題材としたマンガ『BECK』は、
ロットンが元ネタになっているシーンがあるとか! さあ、この2アーティストの関係は……?
ハロルド vs ロットン代表2名(NOKI、NOBUYA)の対談スタート!

「俺ん中ではすげぇネタできたぁーって(笑)。鶴瓶みたいに拡げて話してやろ思ってた」(NOKI)


ビデオメッセージ (下記画像を
コメント映像へ!

1stフルアルバム


2004年4月21日発売
BEDTIME FOR DEMOCRACY
KICS-1079 \2,800(tax in)

※試聴ができます。下記マークを

1. PORNO ULTRA EXPRESS
2. 切り札
3. フロンティアスカンク
4. e for 20 
5. pq
6. (無題)
7. ∞
8. ケミカル犬
9. Synchronicitizm
10. MASSIVE DRIVEN

11. 悪巧み
~Merry Christmas Mr.Lawrence
 

※ミュージックビデオも公開中!
下記画像を

「e for 20」ビデオへ!

「e for 20」
「悪巧み」ビデオへ!

「悪巧み~Merry Christmas Mr.Lawrence」
(BEDTIME FOR DEMOCRACY版)
「悪巧み」ビデオへ!「悪巧み~Merry Christmas Mr.Lawrence」
(Bellwood Recores版)


ライヴスケジュール

<ワンマンライヴ>
2004/6/12(土)渋谷O-East
[問]SOGO 03-3405-9999

ほかにも全国ツアー実施中!
詳しくは、こちらから



ハロルド作石、最新刊
『BECK』第19巻
04年6月17日発売
講談社より
\ 530(tax in)



――ハロルド作石さんが2年前、ロットングラフティーの九州ツアーを取材されたそうですね?

ハロルド作石(以下、ハロルド):地方でのライヴツアーやホテル、機材車の中を知りたくて。

――噂で聞いたのは、機材車移動中のことで『BECK』でもネタにされた事件があったとか?

NOKI(Vo&Harp):高速道路で機材車が爆発したんですよ……。で、燃えてる車に最後に残された物販を、先生お気に入りの“丸”(ロットン名物スタッフ)が取りに行きまして(笑)。

ハロルド:僕の大好きな丸ちゃん(笑)。

NOKI:ブワァー!ってもう3分の1ぐらい機材車が燃えてるんですわ。で、「丸~っ、取ってきて~っ!」って言って。丸が「分かりました!」って。僕は丸の背中を見ながら、ここで彼が爆発に巻き込まれたら、毎年ここに来なあかん思ってた。丸の命日なるかもしれんて。

NOBUYA(Vo):正直もう死んだと思ったな。

ハロルド:どんな風だったの?

NOKI:いや~、もう機材車バーン後ろ開いて火出てて……。いや、まず、いきなり車が突然止まって。でも車止まる事には慣れてたから。ハザード出して端に寄せようとして。そしたら誰かが「火ィ出てるでー!!!!!!!!!!」って言いよって。「火ィポタポタ落ちてる~」みたいな。

NOBUYA:とりあえず機材をすぐ降ろしたんですよ。でも、全部出したと思ったら1個だけでっかいケースが残ってて。「あ! 物販ケースや!」って。

NOKI:ある意味金や~みたいな(笑)。領収書が入ってる~って(泣)。

NOBUYA:CDも入ってるし、Tシャツとか全部入ってる(泣)。

――それはキツイ。

NOBUYA:それで、あれ燃えたら洒落ならん!思って。

NOKI:「丸~っ!」って叫んだな(笑)。

ハロルド:ブワーっと水を頭からかぶってから突入?(笑)

NOKI:水なんてないから(笑)! 水あったら車にかけますよー。



(左から)ハロルド作石、NOBUYA、NOKI

ハロルド:それで物販はちゃんと無事だったんですか?

NOKI:無事!

NOBUYA:丸、物販ケース持ってスローモーションで戻ってきよったな(笑)。

NOKI:でも、機材車が円谷プロみたいなってて(笑)。火薬の数多すぎっていう(笑)。で、その日のイベントの主催のバンドに電話して、「今、機材車が『バックドラフト』(消防隊を描いた映画)みたいになってるわ。無理やわ、今日のライヴ~」って。

ハロルド:ライヴはじゃあ……。

NOKI:もちろんキャンセルで。とりあえず高速のおっさんに次のパーキングまで連れてってもらって。

NOBUYA:レンタカー待ってる間はパーキングで機材を囲みながらトランプしてましたね。

――あはは、大変だ(苦笑)

NOKI:もう、ありえへんぐらい落ち込んでたんですよ。ちょうど前の日に機材が車のなかで崩れないように、巻いて固定する業務用の、プロ用のベルトを買っちゃってたりしてて。それが仇になった(笑)。機材、外に出す時に外れへん(笑)。

NOBUYA:ライターで焼き切ったりしてな。

NOKI:で、みんなガンガン落ち込んで。でも俺ん中ではすげぇネタできたぁーって(笑)。鶴瓶みたいに拡げて話してやろ思ってた。

――その話が『BECK』のネタとして伝わったんですね。凄いつながりだぁ。そういえばロットンの最初の印象は?

ハロルド:そうですね、色んなタイプの曲があるなって。アメリカのいわゆるミクスチャーの感じもあれば、80年代の日本ぽい感じの曲もあるし。マジで色んなものがあるんで、すごい面白い。

――お好きな曲とかは?

ハロルド:京都で初めてライヴで見た1曲目が「暴イズDEAD」で、凄い印象的だったんです。その時、すごいタイトって言うんですかね、ひとつのエネルギーが爆発してる感じが伝わってきて。それで「あぁ、このバンドいいライヴするな」って思って。それが印象に残ってます。あと、お客さんの盛り上がり方やノリ方が凄い良かったんですよ。京都でライヴ見た時、お客さんのオーラが見えましたもん。

NOBUYA:京都で作石さんに見てもらったハコって、プロレスの入場みたいに客席を通るんです。だから僕らがライヴ終わって帰る時に作石さんに呼び止められて、「無茶苦茶良かった~」、「何か塊だった! 何か見えた!」って言ってくれたんです。これはすごい嬉しかったっすね(感動)。

取材・文●福島“ふくりゅう”龍太郎/バァフアウト!編集部
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