ザック・ワイルド、長い長いシールドとともに客席へ

20年ぶりにソロアルバム『ブック・オブ・シャドウズⅡ』をリリースしたザック・ワイルドが、現在全米ツアー中ということをききつけ、ハリウッドのThe Fonda Theatreで行われたライブに駆けつけた。
驚いたことにツアーメンバーは、ブラック・レーベル・ソサイアティ(BLS)のメンバーだった。ワイルドなイメージが強いザックだが、このツアーでは、ピースフルでエモーショナルな人間味をたっぷり味わうことができる。またサウンド的にもBLSとの違いがそこにはハッキリ現れていた。

なかでも最大のみどころは、ギターソロだ。この夜のライブでは、ステージから客席に飛び降り長い長いケーブルを繋いだまま10分以上オーディエンスに囲まれ客席でプレイ、それは誰も予想できないほどのサプライズだった。あんなに長い長いシールドをギターにつないだまま(ワイヤレスでは無く)誰がこれまでに客席でギターソロを行っただろうか?ピンとまっすぐに繋がれたシールドを遠く離れたステージから操るスタッフの姿にも驚かされた。

またザックがハーモニカを取り入れ演奏した「Between Heaven & Hell」や「As dead as yesterday」ではオーディエンスも一緒に大合唱し、そこにはファミリーとしての絆が強くあることを感じさせられた。

Report, Photo&Movie:Sayaka Shiomi







