【速レポ】<中津川 WILD WOOD 2026>浅井健⼀、キャリアを集約した珠玉の選曲と至高のアンサンブル「懐かしい曲やります」

2026.09.21 16:00

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Wonderwallには、初日の東京スカパラダイスオーケストラのステージにもスペシャルゲストで出演し、喝采を浴びた浅井健一が登場、大きな拍手と歓声に迎えらえた。

ギターをかき鳴らし、「ハイ、エブリバディ」とさらりと挨拶をすると、キレのいい3ピースのバンドアンサンブルでスタートしたのは「D.I.J.のピストル」、BLANKEY JET CITYの楽曲だ。今回は浅井健一のソロ名義によるステージだが、ソロでの楽曲のほか、セットリストにラインナップされたのはBLANKEY JET CITYやJUDE、PONTIACS、浅井健一&THE INTERCHANGE KILLSでの曲と、これまでのキャリアのなかでのさまざまな曲が並び、今日この日ならではの新たなエネルギーが注ぎ込まれた。

ソロでのライブではお馴染みのベーシスト・宇野剛史に加えて、ドラマーに小久保里沙という形でのショー。華やかで骨太な「D.I.J.のピストル」に続いて、「Vinegar」ではスピード感のあるドラムビートをギターとベースがさらに加速させる。このスピードに振り落とされないよう、観客は音にしがみつくように観ている感覚。ぐっと息を止めて見てしまうような、3ピースのアンサンブルが最高だ。

さらに続いたのは、JUDEの曲である「Diduri Didura」。浅井の“ワン、ツー、スリー!”の声でキャッチーだがドラッギーなギターリフに低音が効いたクセになるベースライン、タイトなビートが炸裂する。繰り返されるフレーズにヒリヒリ感が増し、同時に不可思議な妖しさも増す。タテに刻まれるビートに観客が頭を振り、またパワフルなギターソロでは頭をかき回される。アンサンブルはどんどん濃厚さを増していって、ライブは序盤から観客の興奮のメーターが振り切った状態だ。

「懐かしい曲やります」──その一言で「小さな恋のメロディ」がはじまり、この後にさらに「赤いタンバリン」が続くという、BLANKEY JET CITYの曲2連投には客席から熱い歓声が上がった。ミニマムなアンサンブルだが、そのコード感やロマンティックなメロディや歌が物語や想像力をかき立てる。「赤いタンバリン」は同じくシンプルな3ピースサウンドをストイックに磨き上げていく感覚。体を貫いていくようなギターと、弾みながらも真っ直ぐに突き抜けていくビートが、観客の体を揺らす。

MCでは、ついさっき中津川の名物が栗きんとんだと知ったと語り、「(栗きんとん)かわいいよね、かわいいって最高」と茶目っ気も見せてくれたが、ライブ後半は圧倒的なプレイで観客の心を撃ち抜いていく。PONTIACSでプレイしていた「BPR」では静と動のダイナミズムで観客を飲み込み、BLANKEY JET CITY「Sweet Days」からソロでの「危険すぎる」へとスリリングなアンサンブルでグルーヴをあげながら、観客を興奮の先へと連れていった。

終盤で歓声を大きくしたのは、昨日はスカパラとのコラボでホーンがふんだんなアレンジで聴かせてくれた「ガソリンの揺れかた」だ。今日はもちろん3ピースによるソリッドな演奏で、観客は浅井健一のアイコン的なリフやギターの音色を全身に浴びるようにジャンプし、コブシを上げる。メンバーの紹介に続いたラストの「SALINGER」はこの日の集大成かのようにダイナミックなバンドアンサンブルを轟かせ、浅井はネックをグッと突き上げるようにしてパワフルにギターを奏で、「またどっかで会おうぜ。それまで全員、元気でな」と痺れるように甘美なギターの余韻を残して、そのステージを終えた。

取材・文◎吉羽さおり
撮影◎TAWARA(magNese)

■セットリスト 【Wonderwall】
1.D.I.J.のピストル
2.Vinegar
3.Diduri Didura
4.小さな恋のメロディ
5.赤いタンバリン
6.BPR
7.Sweet Days
8.危険すぎる
9.ガソリンの揺れかた
10.SALINGER

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■<中津川 WILD WOOD 2026>
9月19日(土) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
9月20日(日) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
〒509-9132 岐阜県中津川市茄子川1683-797
open10:00 / start11:00 / 21:00終演予定
▼出演アーティスト ※A-Z順
【9/19(土)】
10-FEET / dustbox / GLIM SPANKY / Hump Back / JUN SKY WALKER(S) / 神はサイコロを振らない / KREVA / 黒夢 / Lucky Kilimanjaro / Omoinotake / Original Love & CADEJO / Penthouse / 礼賛 / レトロリロン / スガ シカオ / 水曜日のカンパネラ / 東京スカパラダイスオーケストラ / ユニコーン / 水平線(Opening Act)
【9/20(日)】
浅井健⼀ / THE BAWDIES / THE CHERRY COKE$ / FLYING KIDS / HEY-SMITH / 黒木渚 / moon drop / ねぐせ。 / 日食なつこ / Nothing’s Carved In Stone / OKAMOTO’S / サバシスター / 聖飢魔II /ストレイテナー / 竹内アンナ / 土岐麻子×和田唱×川口大輔 / w.o.d. / ヤバイTシャツ屋さん / ヤングスキニー / 板歯目(Opening Act)