「人生全部が言ったら“THE SHOW”」 “SHOW”のリアルをKREVAが語る<INTERVIEW>

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――サビのメロディはちょっと新鮮な印象も受けましたよ。

KREVA:自分も今までたくさんやってきたんだけど、ラップ~サビが歌~ラップみたいなね、そういう構成ばっかりになってきてるなって思ったんですよ、最近。なんかそれがちょっとヤダなって思ってて。だから、今回はちょっとそれとは違う、歌とラップの中間みたいなのを目指してて。フロウはラップなんだけどちゃんとメロディがあるっていうか、そんな感じを心がけた。この曲の後に作った「Have a nice day!」もそうなってると思うけど。

――それが最近のテーマでもある?

KREVA:テーマっていうか、同じことばっかやってもつまんないし。元々、自分がやってたことだから、そこからいろんな幅を持ちたいしね。だからトライしてる感じ。あとは、そういうことをちゃんとやっていかないとダサいラップが増えちゃって、本気でヒップホップやってるやつらが出てきづらくなっちゃいそうってのもある。チャートに入ってるやつが、がっちりラップしてて、サビが歌じゃないような曲を提示していかないとなっていうのはなんとなぁく思う。まぁ後付けに近いけど(笑)。

――KREVAさんの場合、ソロになって一回歌に振り切った瞬間もあったじゃないですか。そういう経験が影響しているところもあったりするんですかね。

KREVA:あぁ、かもしんないですね。うん、だと思います。

――で、今回は初回盤にPVを収録したDVDが付きます。

KREVA:そうなんですよ。初! コレが今回のお楽しみ企画っていうか。例えばもうラジオとかなんかの試聴とかで音だけ聴いてた人は、画つきでチェックしてもらいたいし、どっかでPVを見たって人はCDで音をガッツリ聴いてもらいたいですね。

――PVの内容はどんな感じに?

KREVA:もうライヴっすよ。ほんとに“SHOW”。多少の演出はあるけど、俺のファンに集まってもらってやったから、ほんと楽しかったっすよ。その日やったライヴはどの夏フェスよりも元気だったよね。一番良かったと思う、俺、本気で。やっぱ向こう(ファン)がラブなパワーをくれたら、ラブで返したいからがんばれるっていうか。フェスなんかだと構えてる人たちがいるから、そうするとやっぱこっちも構えるからね。もちろん、それがいい緊張感を生んでタイトなステージになったりもするんだけど。まぁでもPV撮影の際のライヴはすごいがんばれた。3曲ぐらいの予定を5曲くらい歌って。そんくらい楽しかった。

――ではこのシングルの後の展開は?


KREVA:12月にBY PHAR THE DOPESTのアルバムが出て。んで、来年っすかね、自分のアルバムは。時間があったらいっぱい曲を録って、その中から絞り込んでいって、ほんとに傑作と言われるようなものを作りたいなって思ってます。


取材・文●もりひでゆき

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