「TREE CLIMBERS」 2006年9月6日発売 COCA-15926\1,050(taxin)
1. TREE CLIMBERS PV視聴 2. ワニと小鳥
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この夏に出演したフェスのこと、秋からのツアー・タイトルの由来、最近のお気に入りのファッションのことなどを聞いちゃいました! |
木村カエラLive Tour 2006 秋 ~パーラー木村de ボブtour~ |
10/4(水)盛岡club change WAVE 10/5(木)秋田CLUBSWINDLE 10/7(土)新潟LOTS 10/10(火)浜松窓枠 10/12(木)京都MUS 10/13(金)神戸WYNTERLAND 10/16(月)長崎DRUMBe-7 10/17(火)熊本BATTLESTAGE 10/23(月)LIQUIDROOMebisu 10/25(水)CLUBCITTA'
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| ――「TREE CLIMBERS」は、これまでの中で最強にロッキンなシングルだと思うのですが。
カエラ:そうですね。「BEAT」を超すぐらいコアな音楽かなと。シングルって、いつもみんなで選んでることが多いんですけど、この曲は去年の1月、「You」を書いた後ぐらいに詞を書いて、レコーディングもしていたんですよ。それでライヴでもかなりやっていて、その中でお客さんからも“あの曲はCDにならないの?”とか、いろいろと声があったり、(東京モード学園の)CMの話がきたりして。やたら人が注目してくれることが多くなって。で、なんか“シングルにする?”みたいな感じで。後からシングル候補として上がってきた曲だったので、シングルっていう感覚ではないんです。雰囲気的にも、曲的にも。
――シングルかどうかを意識しなかったことで、何が一番違っていました?
カエラ:シングルの詞は分かりやすい言葉で書くようにしているので、カップリングのときの意識と全然違うんですね。そう考えると、「TREECLIMBERS」は英語がバリバリ入ってるけど“いっか”みたいな感じで(笑)。ある意味、新しいというか。『Circle』というアルバムを出して、「MagicMusic」を出して、この流れでちょっと1個くらいコアなものを出しといても大丈夫だろう的な(笑)。あと、元々こういう音楽がすごく好きなので、自分の好きな音楽ができるのはすごくうれしいなと思います。
――シングルにするって決まった時点で手直しはしたんですか?
カエラ:手直しはしてないです。英語が伝わるか、伝わらないかっていうのしか気にならなかったので、取材期間が始まる前に即行、訳をつけました。
――歌詞そのものを分かりやすい表現に、とかいうことではなくてね。だとすると、シングルということを意識してない分、やりたいことをストレートにやったという感じ?
カエラ:ガッとやってる! リズムだけで言葉の流れを選んだり。もちろん意味はあるんだけど。やっぱり、カッコ良かったとしても、聴く人は日本の方々だから、聴いてわかんなかったら意味がないんで。よくね、周りの人たちが言うんですよ。英語の歌詞で歌ってる日本人はすごく多いけど、訳が載ってないから何を言ってるんだかわからない。何が言いたいの?って。それで“確かに”と思って。だから私は絶対に載せようと思ってますね。
大人が“明日でいいや”って思うのは、 すごく危ないものなんじゃないかって思う |
――そうして訳された日本語詞は“とがってる”なと。
カエラ:あははは(笑)。なんて言うんでしょうねぇ……“オトナコドモ”がいいなぁみたいな感じで書いたんですよ。子供のときは“あれは何? これは何?”って、めちゃめちゃ好奇心が旺盛じゃないですか? 木に登ったり、なんか団子を作ったり、いろんなところに行ったり。怪我も当たり前にしますよね。それって、新しいことへの興味があるのと同時に、恐怖心がないからだと思うんです。大人になると、勇気=恐怖につながってしまうというか。
――そうですね。
カエラ:私は今年で22歳になるけど、年上の方たちが言うように、本当に一年一年時間が経つのが早くなってるのが分かるんですね。でも小学校のときって、春夏秋冬を感じてその時々の遊びをして、時間がゆっくりだった気がするんですよ。やることが少ないからっていうのもあるんでしょうけど。そう考えると、大人になって“今日はいいや”“明日やればいいや”って思ってなかなかやろうとしなかったら、やりたい気持ちはあってもできないことが多いんだなぁって。それでいつの間にか、私はお婆ちゃんになって、それすらもできなくなるんじゃないかって思うくらい。大人が“明日でいいや”って思う気持ちは、すごく危ないものなんじゃないかって思うんです。で、何が起こるかわからないでしょ? 世の中。だから、一日一日やれることをやらなきゃって思うんですね。“そうなれ”って言ってるわけじゃなくて、その気持ちは軽く自分の中に秘めておいたら、ちょっとでもオトナコドモになれるんじゃないかなって。ずーっとそうでありたいなぁって思って書いた曲です。
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