待望の新作『インサイド・ザ・ホロウ』の全てが分かる! リリックス大特集<INTERVIEW>
レイシー:まず、私たちは音楽を聴いててダンスしたくなるような曲が好きだから、今作にもそういう曲を入れたいと思ったわ。それから、リリックスには3人のソングライターがいるので、それぞれの良さが出せればいいなと思っていたの。といってもヘンに意識していたわけではなくて、自然にこういう作品に仕上がったっていう感じね。
レイシー:そうね。前作では、私のキーボードの音があんまりよく聴こえてなかった。それは当時の私たちがまだ若くて、今作ほど制作に深く関与していなかったからでしょうね。今作は全然違うわ。例えばミキシングにも関与して、キーボードやギターの音をもっと上げてもらうようにミキサーに指示を出したりした。もちろん楽器のプレイそのものにもポイントを置いていたわ。
レイシー:もともとターシャと私は80年代や70年代のロックが好きだから。で、(ベースの)ルイーズはキュアーが気に入ってて、よく私たちにも聴かせてくれていたから、私たちも好きになったり。そういう影響が自然に出たのかもしれないわね。楽しみながらプレイ出来る曲ばかりだし、クラブなんかで私たちの曲がかかったら嬉しいわ。
レイシー:もちろん、そのへんも好きで、よく聴いてたわ。それに今作のプロデューサーのジェフ・サルツマンは、キラーズのアルバムをプロデュースしてた人だし。私たち、キラーズのアルバムを聴いて、どこか自分たちの音楽に似た要素を感じていたのね。それで、ジェフにダメモトでテープを送ってみたの。そしたら彼が私たちの曲を気に入ってくれて、一緒にやろうと連絡してきてくれたのよ。
レイシー:自分ではわからないけど、やっぱりそれなりにいろんな経験をして大人になったと思うし、それでいい曲を書けるようになったんでしょうね。それに1stアルバムの曲は、私たちがまだ12歳から15歳くらいの間に書いたものだったから。あれからずいぶん月日が経っているので、成長してなかったら逆に大変だわ(笑)