自分らしさを忘れないための“本当の声”とは? 絢香3rdシングル・インタヴュー

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──でも、そのしっかりした部分というのは歌詞にも出ていますよ。

絢香:そうですか?(笑) それは普通に嬉しいですね。まぁ、歌詞については、日々、本を読んだり、他人の詞を読んだりして“こんな表現もあるのかぁ”とか勉強してます。今後は、それを自分のものにして、内側から自然と出てくるようにしたいですね。

──歌詞といえば、カップリングの「Peace Loving Poeple」は、かなりメッセージ性の強い曲ですね。

絢香:この曲は、わたしが一番最初に作った曲です。16歳の頃かな。すごくストレートな曲ですよね。当時は、まだ何気ない日常を書くことの方が逆に難しくて。作曲の勉強で福岡へ合宿に行ってたとき、合間を見つけて書いたものですね。

──この曲は、どんなキッカケで書いたんですか?

絢香:これを書いたのがちょうど夏で、終戦記念日とかもあるからテレビでも戦争のこととかやってて。それで、自分が生活しているのと同様に、(別の場所で)こういう生活している人もいるんだってことにすごくショックを受けたんです。だから、わたしは自分がやっている音楽という場所で、少しでもそういう気持ちを持ってくれる人が増えてくれたらな、と思ってこの曲を書きました。

──歌詞は当時のままなんですか?

絢香:歌詞はあえて変えてません。というより、むしろ当時のままの気持ちを変えたくなかったですね。今回、レコーディングしてみて、トラックダウンとかで改めて聴いても、やっぱりすごくいい曲だと思うんですよ。歌詞もメロディもストレートだし、レコーディングでもすごく集中して歌えたから、なにか突き刺さるものがあるんじゃないかなと思います。

──現在制作中というアルバムは、どんな感じに仕上がりそうですか?

絢香:やっぱり1stアルバムって、人生に一枚しかないじゃないですか。だから、思う存分、色んなものを詰め込みたいという思いがあります。一枚の中でいい意味で統一してないというか。軸にあるのは絢香なんだけど、いろんな側面を見せていけたらなぁって。自分でも楽しみですよ! 【了】

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