1 入口 2 東京のジプシー 3 小休止NO.1 4 ス・ト・リ・ッ・パ・ー 5 小休止NO.2 6 大丈夫だよ ボッサノーバ 7 Love ultimately is much more important than what's in your bank account.... 8 東京のジプシー(メトロポリタンスパゲティーニ) 9 出口 10 東京のジプシー(カラオケ)
| G.Rinaさんの貴重なメッセージ映像が到着! 彼女になじみ深い下北沢のレコードショップZEROにて撮影されたこの映像。彼女の生の声をチェック! ⇒画像をクリック!
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| ──スポーツ?
G.RINA:すごいたくさん書いて、すごいたくさんボツにしてるっていう。ちょっとアスリート的な感覚で。ミックスとかは、DJに近い感覚でできるので楽しい作業なんです。でも、作曲の場合は、骨組みとなるアレンジ含めて、最初に核になるものを作らなきゃいけないから、ものすごくエネルギーを使います。もう、作っては捨て、作っては捨て(笑)。
──じゃあ、我々の耳に届くのは厳選されたものなんですね。
G.RINA:自己評価ですが(笑)。
──これまで作曲したなかで、特に気に入っている曲はどれですか?
G.RINA:どの曲も気に入っていますよ。別の意味なら、決意表明になった「サーカスの娘」ですかね。
──「サーカスの娘」は歌詞もユニークですよね。
G.RINA:サーカスって、命かかってるわけじゃないですか。自分がステージに立つまでの準備がまず大事で、そして立ってからは、どれだけ腹をくくれているかとか、どこまで集中できているか、恐れのなさとか。そこらへんを自分の活動と重ね合わせたダブル・ミーニングでつくりました。
──G.RINAさんのサウンドを語るうえで、最も印象的なのは『サーカスの娘』でよく聴かれた独特の“無国籍感”だと思います。それが今回のepでは戻ってきた感じがしました。
G.RINA:1stアルバム『サーカスの娘』はわたしの名刺的な作品にしたかったんです。無国籍な楽器づかいやトラックとか、言語のいろんな感じとか、自分の中にある要素を全部詰め込んだというか。2ndの『漂流上手』では、“にほんご”を追求して作ってみたんですが、1stのような遊び心は控えめでしたね。この2枚を出すことで、ようやく自分を改めて見直せたという部分もありました。人の感想もとても興味深かったし。
──なるほど。では、今後の展開は……
G.RINA:いまの気分としては2つあって、1つはアコースティックなものを再編集してアナログとデジタルが混ざった感じのもの、もう1つはこのepに収録されている「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」みたいなバキバキした感じのもの。前者はたぶんG.RINAの世界観になっていくと思うし、後者はDJ SENORINA(G.RINAがDJをする際に使用する名前)の世界観になっていくと思うんです。
──ということは、DJ SENORINA名義でMIX TAPEとか以外の作品をリリースする予定があるんですか?
G.RINA:そうですね。G.RINAとは違うかたちで、アレンジとかも冒険した感じのものを作りたいと思っています。他のアーティストのリミックスもやっていきますよ。
──じゃあ、現在はそのあたりの作業中という感じですか?
G.RINA:いまは3rdアルバムの曲作りをしています。1~2枚目に関しては、デビュー前から作り溜めていたものを出した感があるので、次は本当に新しいものを作りたいと思ってます。わたしにとって作曲はすごく時間とエネルギーの必要なことなので、ちょっと時間がかかるかもなぁって思ってるんですけど。
──最後に3rdアルバムに対する展望があれば、教えてください。
G.RINA:心にズシンとくるものが作りたいですね。サウンドの面白さも、今までとは違った形で追求していきたいし。でも、なんせ、今はまだ模索中なんで、“絶対こう”というのは言えませんね。本質的なことを言葉にしたらとか、削ぎ落とした形で直球を投げて行きたいなぁ、と思っています。
取材/文●宮崎敬太 ■インタヴューのトップへ |
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