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1999年4月29日、フジテレビの人気長寿番組、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の番組美術スタッフの思い出作りとして始まった「野猿」が、2年も継続。遂に2ndアルバムをリリースするに至った。

デビュー・シングル「Get Down」が予想を遥かに上回り、初登場10位を記録。以後、最高位 1位はないものの、数々の記録を残した。1st Album「STAFF ROLL」は3位、65万枚以上のセールスとなった。

勢いづいた彼らは、なんと、横浜アリーナでコンサートを決行。そのチケットがなんと発売10分で完売。これで解散とのうわさも吹き飛ばし、夏には全国4ケ所の野外コンサートを実施。約6万人を動員した。そして昨年末、念願の、NHK紅白歌合戦に出場。奇抜なアイデアで視聴者は勿論、関係者の度胆を抜いた。

そして、2000年。 7th Single「First impression」は、番組の女性スタッフ"CA"をフィーチャーし、野猿feat.CAとしてリリース。ドラマのタイアップ効果 もあってか野猿シングル史上最大のヒットとなった。ただの番組スタッフから進化した彼らが3月1日、2nd Albumを発売する。タイトルは「evolution」(進化・発展の意)。まさに、今の野猿を象徴するアルバムが完成した。

野猿が、こうも受け入れられた理由には、もちろん人気番組の企画という点は否めない。が、ただの企画物ではなく、音楽的に真っ向勝負のサウンドを作り上げ、パフォーマンスとしても完成度の高いダンスを披露する等、真面 目に取り組み、人々が受け入れられるハイクォリティなものを作っていったからに相違ない。