ニュース・最新情報
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リバティーンズ、英国初の社会的距離を保つ会場でパフォーマンス
来月、英国ニューカッスルに開設される“UK初の社会的距離に特化したコンサート会場”Virgin Money Unity Arenaで開かれるイベントのラインナップ/スケジュールが発表された。
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スーパーグラス、解散
UKオックスフォード出身のポップ・ロック・バンド、スーパーグラスが、音楽性の違いを理由に解散することを発表した。
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[クロスビート取材こぼれ話] ザ・ホットラッツ
スーパーグラスのギャズ・クームスとダニー・ゴフィーが、ミック・クイン(Dr)の脊椎骨折で療養中に始めたカヴァー・バンド、ザ・ホットラッツ。
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史上最強のカバー・バンド、ザ・ホットラッツがついに来日
スーパーグラスのギャズ・クームス(Vo、G)とダニー・ゴフィー(Dr)が、レディオヘッドのプロデューサーとしても名高いナイジェル・ゴドリッチをプロデューサーに迎え、自分たちのお気に入りの楽曲をカバー・レコーディングしちゃったという、お遊びにしては超豪華なプロジェクト、それがこのザ・ホットラッツだ。
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バンド・オブ・スカルズ、前代未聞のiTunes全世界無料配信デビュー
バンド・オブ・スカルズのデビューシングル「I Know What I Am」が、世界のiTunes共通で「今週のシングル」に選出された。
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スーパーグラス、夢遊病で起きた事故を語る
昨年夏、ベーシストのミック・クインが睡眠中に歩き回り大けがを負ったため、故郷オックスフォードでのショウをキャンセルしたスーパーグラス。
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コールドプレイのクリスのちょっといい話
コールドプレイのクリス・マーティンが、自らの手を汚しホームレスの人々を助けていることがわかった。
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スーパーグラス、夢中歩行で大けが
スーパーグラスが今月終わりに、故郷オックスフォードで行なわれるショウをキャンセルした。
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グウェン・ステファニー、結婚生活を語る
結婚生活は山あり谷あり。
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A・モンキーズ、サポートに日本のバンドを抜擢
アークティック・モンキーズのこれまで最大級となるスタジアム公演のサポートに、日本のバンドが抜擢されたそうだ。
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A・モンキーズ、スタジアム公演のオープニングが決定
7月にマンチェスターのスタジアムで行なわれるアークティック・モンキーズのオープニング・アクトが発表された。
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ザ・レイクス、ケバブ屋でパフォーマンス
ザ・レイクスが、イースト・ロンドンのケバブ屋でパフォーマンスすることになった。
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GREAT ADVENTURE、2ndアルバム登場&ライヴ決定!
今年2月、インディー盤に新曲を追加したアルバム『GREAT & FUNKY -Reservoir Edition』でメジャーデビューを飾った、新世代3ピース・ロック・バンド、GREAT ADVENTURE。
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ミュージシャンが選ぶベスト・ミュージシャン発表
11月22日、ミュージシャンが選ぶベスト・ミュージシャン、MUSOアワーズの発表が行なわれた。
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K・チーフス、ハード・ファイらがチャリティ・ギグに
XFMが毎年この時期、開催しているチャリティ・コンサート<Winter Wonderland>に今年はカイザー・チーフス、スーパーグラス、ハード・ファイ、デッド・60sらが出演することになった。
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英チャート、マクフライがトップに
今週の英シングル・チャートは久びさにトップが入れ替わり、マクフライのニュー・シングル「I'll Be Ok」が初登場で1位に輝いた。
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ミューズ、XFMのリスナーが選ぶ理想のバンドに?
先日、Planet Rockラジオのリスナーが選んだ<夢のスーパー・ロック・グループ>(参考:http://www.barks.jp/news/?id=1000009699)に対抗してXFMが行なった<夢のスーパー・インディ・グループ>の投票結果が発表になった。
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スーパーグラス、ニュー・アルバムの詳細を発表
スーパーグラスが、この夏リリースされる5枚目のスタジオ・アルバム『Road To Rouen』について語った。
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バンド・エイド20、ビデオ初上映、あの人の姿も
11月8日(木)、バンド・エイド20の「Do They Know It's Christmas?」のビデオが、英国の30以上の放送局で同時放映された。
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ザ・リバティーンズ、サッカーの応援歌をパフォーマンス?
ザ・リバティーンズとスーパーグラスが、サッカーの応援歌でコラボレーションするかもしれない。
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スーパーグラス、バンド結成10周年ツアーをスタート
スーパーグラスが間もなく、バンド結成10周年を記念したツアーを英国でスタートする。
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スーパーグラス、10周年を記念してベスト・アルバムを発売
バンド結成10周年を記念して、スーパーグラスがベスト・アルバムを発売する。
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スーパーグラス、DVD収録用にファンから映像を募集
オックスフォード出身のバンド、スーパーグラスが、来年バンド結成10周年を記念してDVDをリリースする。
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メロディだけが命じゃない
メロディだけが命じゃないSupergrass…そもそも既に並のバンド以上のユーモアのセンスを持ち合わせているバンド…のドラマーで、間違いなく最もコミカルなメンバーであるDanny Goffeyが、まるでズボンが少々キツ過ぎるとでもいうかのように声のピッチを上げている。
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UKロックSupergrassはまばたきを許さない
Welcome to Adobe GoLive 4UKロックSupergrassはまばたきを許さない一般に英国出身バンドの全米ツアーで前座に出て来がちなアメリカ人バンドというのは、英国系バンドを目標にしていることが多い。
プロフィール・バイオグラフィ・リンク
ティーンエイジャー時代のCoombeとGoffeyは、Jennifersというそこそこ名の知られたバンドに在籍。学校が休みになるとヨーロッパをツアーで回ったりしていた。しかし''94年、既にSupergrassとしてイギリスのParlophoneと契約を交わしていた彼らは、“Caught By The Fuzz”“Mansize Rooster”という2つのシングルをヒットチャートに送り込むこととなる。“Caught By The Fuzz”は非行少年の一夜の騒動について歌った、SweetのグラムロックとSticky Fingers時代のStonesを正面衝突させたような曲。そして、この壮大なる楽曲に勝るとも劣らない成功を収めたのが、狂乱のハーモニーと陽気なアレンジをミックスした“Mansize Rooster”で繰り広げられる軽快なピアノサウンドである。
AbbaとElton John、BuzzcocksとWhoの違いを理解するにはあまりにも若すぎた3人組は、単純にこれらアーティストのエッセンスをすべてぶち込み、全くタイプの違う、若さと活力に溢れた曲を作り上げたのだ。そんな彼らのデビューアルバム『I Should Coco』は、その大半がメロディックな乱痴気騒ぎ(“Strange Ones”“Lenny”)で占められていたものの、3人が雰囲気のある曲(“Sofa Of My Lethargy”) や、地に足の着いたメランコリックな物語(Supertramp風の“She''s So Loose”)、穏やかなアコースティックソング(“Time To Go”)も書けることを証明する作品となった。
Supergrassに更なる大きな飛躍をもたらしたのは、成功によって生まれたプレッシャーを匂わしつつ、彼らのお祭り騒ぎ的鋭さを成熟というオブラートで幾分和らげた2ndアルバム『In It For The Money』である。この作品のオープニングを飾るタイトル曲では、「太陽が沈む」のを見ながら「俺のこの指がボタンを」押すぞと迫るGaz のヴォーカルと、そのバックで鳴り響く豊かなホーンセクションが聴きどころとなっている。
アルバム全体のテーマを「のんびりとした平和な時代への憧れと逃避」とすることによって、前作より幾分トーンダウンしながらも、十分勢いのあるパワーポップを生み出すSupergrassの創造テクニックは一層強化された。“Richard III”“Tonight”“Sun Hits The Sky”では、相変わらず彼らの特徴である小気味良い快活さが前面に押し出されているが、しかし本当に我々を驚かせてくれたのは、むしろ内省的な部分を強調したナンバーだ。Goffeyが曲の大部分を書いた“Late In The Day”では、思い出と後悔に思いを巡らすGazの心をゆさぶるようなヴォーカルが素晴らしい輝きを放ち、Abba風の反復低音から成るブリッジ部分を経て、Moogのソロやエッジの利いたギターサウンドへと移っていく。
“It''s Not Me”はバンドの成功を否定する内容の曲で、ここでもQuinnの美しいハーモニーを従えたCoombes が、「これは僕じゃない、僕じゃないんだ、でも何なんだか分からないんだ」と無邪気さの喪失を表現しながら逃げ道を探している。そして3人は、“You Can''t See Me”でSupergrassの置かれた状況をテレフォンセックスになぞらえたのち、徹底的に陽気な“Sometimes I Make You Sad”でアルバムを締めくくっている。オルガンを用いた軋むような摩擦音とブーブーふざけた破裂音が笑いを誘う曲だ。
Supergrassは今までも、そしてこれからもスターであり続けるだろう。Steven SpielbergとCalvin Kleinの両者から非常に魅力的な契約を持ちかけられたにもかかわらず、彼らはそれらをことごとく蹴っている。彼らが本当に作りたいのは音楽だけなのだ。何とも素晴らしいことではないか。