ヨーロッパ再結成、ジョーイ&ジョンのロングインタビューPart.1
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このページでは、ジョーイとジョンのロングインタヴューを一挙に公開! |
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ジョーイ・テンペスト(以下、ジョーイ): 昔からの友達とアルバムを完成させて、そしてファンにも会えて、ライヴのリアクションもすごくいいし、新曲をライヴで1曲だけやっているんだけど反応もいいし最高だよ。 ジョン・ノーラム(以下、ジョン): 最高だよ。またツアーに出るのが待ち遠しいし、新しいアルバムを俺達自身がとても気に入っているし、また日本に戻ってみんなの前でプレイするのが待ち遠しいよ。 ──バンド活動休止以降の活動をざっと説明して。 ジョーイ: ’92年にヨーロッパのラスト・ツアーをやったんだ。最後はイギリスだったと思う。それまで10年に渡って家を離れて世界中をツアーしていたので、ちょっと落ち着きたいなと思ったんだ。それでちょっとの間休みをとってソロ・アルバムを作ったり、新しい音楽に取り組んで、今までとは違うことをやってみたりしていた。イアン、ミックそしてジョンはグレン・ヒューズと一緒にプレイしたこともあったし、ここにいるジョン(・ノーラム)はアメリカに住んでいて、ソロ・アルバムを作っていたりしたんだけど、’99年ミレニアム・コンサートで久しぶりにみんなで集まってプレイしたんだ。 ジョン: ’87年に『Total Control』というソロ・アルバムを作ってツアーをヨーロッパで何回かやったんだ。’89年にLAに移って、ドン・ドッケンとライヴをやって一緒にアルバムを作りツアーに出たんだ。それ以降何枚かソロ・アルバムを作り続けて、そうだな今までで8枚のアルバムを作っているんだけど、それから何年か前にドッケンのアルバムにも参加した。だいたいそんなことかな ジョーイ: 俺は自分のソロ・アルバムを一枚作ったんだ。そしてその頃から他のメンバーと今回の再結成のことに関していろいろ電話で話し始めた。たまにはストックホルムでみんなで会ったりもして、ゆっくりと時間をかけてヨーロッパ再結成についていろいろなことを話し合っていったんだ。’02年にそうやって会うようになって、’03年にジョンと合流したんだ。彼はアメリカから、そして僕はロンドンから、全員がストックホルムに集合して飲みながらいろいろな話をした。そして「よし、やろう」ということになったんだよ。「また一緒に集まって真剣に音楽をやろう」とね。そして曲作りをしようということになって、ジョンがデモを俺に送ってくれて、それに歌をのせたら、これが素晴らしいものができあがったんだ。再結成するにあたっては新しいアルバムが必要だと思っていたし、昔の曲だけをやるような再結成にはしたくなかったからね。 ──今回がそのタイミングだと思えたんですね。その一番の理由は? ──アルバムの曲作りは、具体的にはいつ頃から始めたんですか? ──レコーディングの作業自体はいつから始めましたか? ジョーイ: ’04年の2月と3月だね。たったの5週間だったよね? ジョン: ベーシック・トラックは3週間で録り終わったよ。 ジョン: その2週間はミキシングだったり、ソロで弾き終わってなかったものなんかをやったわけだからかなり早い時間で終わったんじゃないかと思う。例えばデフ・レパードなんかは4年もスタジオに入っているわけだから(笑)、それに比べて俺達はとても早くすべてのプロセスを終了できたと思う。 |