【俺の楽器・私の愛機】1853「修繕という選択肢 Valley Arts編」

【Valley Arts M series】(タイ バンコク ももじ 56歳)

いまから10年程前に御茶ノ水で保護しました。学生時代、神戸の楽器店で見つけたのはM seriesの鮮やかなグリーン。その美しさと音色と価格は貧乏学生だった私では指をくわえて見てるだけ・・・。
テレビでは巨匠 渡辺香津美氏がセッション番組でValley Artsを弾きまくり。自分の技量はさておき、このギター弾いたらこんなんできるんやと思っていました。
このギターはグリーンでメイプルボディでレスポール並みに重い。あこがれたグリーンカラーに当時、香津美氏使用のジャズマスターに搭載されていたトレモロ仕様で、こりゃまたカッコ良し。
使い始めて、音が出なくなり、EMGピックアップは電池が切れると鳴らないことを初めて知った。大騒ぎの後、電池交換じゃピックガードを外さないとダメという面倒臭さも知り…。放置にならないよう電池のいらないフェンダーノイズレスピックアップに換装しました。
10年経過で傷は増え、往年の鮮やかなグリーンもくすんだ色になりお約束通りAliceia Guitar Shopでリフィニッシュとパール模様のピックガードを作ってもらいました。色はタイのピピ島の海の色で!とお願いしたら、苦笑しながらダイ!(できる!)とのお言葉。


4か月後に仕上がったのは、サンゴ礁の海のようなすてきな色でした。タイでの出稼ぎ生活もそろそろおわりになるため、最後に良い思い出となりました。
日本にギターぎょうさん持って帰ったら嫁はんに言われるやろなぁ・・・

◆ ◆ ◆
かっこいいなあ、とてもいい色。ピピ島の海の色なんて知らんけど(笑)。アロイド系の観葉植物と似合いますね。バンコクの風が吹いてくるぅ。バンコクの空気知らんけど。で、このブリッジはナイフエッジなんですね。その昔ESPのフリッカーIIがナイフエッジでしたね。こういう工夫が様々な部分で試行錯誤され、ギターのメカニズムが急速に発展していった時代、みんなヴァレー・アーツには憧れたものです。ストラト系ボディにソフトメイプルを使った魁もヴァレー・アーツだった気がするなあ。今でも欲しくなるギターのひとつです。(BARKS 烏丸哲也)
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「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
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