トランプ次期大統領、就任式のミュージック・パフォーマンスが難航

これまでは、米大統領のために歌うのを光栄だと考えるミュージシャンが多かったが、これからは違う。ドナルド・トランプ氏の陣営は、1月20日に開かれる大統領就任式でパフォーマンスするアーティストを見つけるのに苦戦しているそうだ。
トランプ氏の第一希望はエルトン・ジョンだったらしいが、エルトンはその噂が流れると速攻で否定。ヒラリー・クリントン氏を支援していたビヨンセやケイティ・ペリー、レディー・ガガは論外だ。ジャスティン・ティンバーレイクやブルーノ・マーズにも声をかけたが、厳しい状況で、トランプ陣営は“いくらでも払う”と必死だが、成果は出ていないと伝えられている。
ジョン・レジェンドは、引き受けるアーティストは少ないだろうと、BBCに話した。「クリエイティブな人達は、偏狭な考えや憎しみを拒絶する傾向がある。僕らはよりリベラルな考えを持っている。分裂や憎しみ、偏見を説き勧めるのを目にし、彼と関係したいと思うアーティストはそう多くはいないだろう」
現在のところ、トランプ陣営はキッド・ロックやテッド・ニュージェントと交渉中だと伝えられている。カントリー歌手ガース・ブルックスのマネージメントも、受け入れたのか断ったのかは明かしていないが、依頼があったと認めている。
2009年、オバマ大統領が初めて就任したときには、アレサ・フランクリンが「My Country, ‘Tis of Thee(America)」を歌い、2期目の就任式(2013年)ではビヨンセが国歌を斉唱した。
Ako Suzuki







