<DISC2> 1 Rodenbush 「Tranquility」 2 Lucien Nicolet 「Pasando Una Puerta」 3 Roden Bush 「Awakening」 4 Stephen Brown 「The Year Zero」 5 L.S. 「Thyme Spice」 6 John Arnold 「Respectall」 7 Yellow Planet 「The Fugitive」 8 Louis Haiman 「The Question of You」 9 Microworld 「DB」 10 Sans Soleil 「Sahara VHF」 11 Tony Drake 「Wings」
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――スコットランドのエジンバラに住んでいるそうですが、シカゴ・デトロイトの音楽との出会いは?
Stephen Brown: ’88年ごろ、ティーン・エイジャーだった私は毎晩のように遊び歩いていて、カイリー・ミノーグみたいなダンスミュージックがかかっているクラブによく行っていた。でも、ある日間違えて、ハウスやソウルがかかっているクラブに入ったんだ。そこで衝撃を受けてから興味を持つようになった。当時からTrax!、DJ International、Transmatといったシカゴ・デトロイトのレーベルからリリースされていたレコードがすごく好きだったな。ヨーロッパものはあまり聴いていなかった。どの道、デトロイトの影響を受けたものが多かったと思うね。
――エレクトロニック・ダンスミュージックのどこに惹かれたんですか?
Stephen Brown: シンプルさに惹かれた。特にデトロイトの音楽からはお金が無くても、チープな機材でも、いい音楽が作れるという事を学んだ。何よりも機材にソウルを込めているところが好きだ。
――Transmatはどういうレーベルだと思いますか?
Stephen Brown: Transmatは、メロディックでソウルフルな良質のエレクトロニック・ミュージックをリリースしていると思う。リリース数は少ないけれど、それは量よりも質を求めた結果であると思うよ。優れたアーティストと楽曲が揃ったTransmatはコンスタントにリリースを展開してるし、デリック・メイはちゃんとレーベルをコントロールしていると思っているよ。
Stephen Brown: もちろんだよ。俺は、仕事して家族もいてそんな感じで日々の生活をしているけれど、他のことを考えたくなる時もある。音楽を創るのにはそういう事も必要だろ? SFっぽいことを考えているとエモ-ショナルになるし。TimeとSpaceについて考えたりするよ。文字通りにね(笑)。
――今回Transmatからリリースした経緯は?
Stephen Brown: デリックはずっと俺が作る音楽を気に入ってくれていた。彼は俺の作品をリリースするベストのタイミングを窺っていたんだよ。世の中にはいい音楽と悪い音楽の二種類しかないと俺は思っているから、Transmatの音楽性はテクノに限られた音楽性ではなく、幅広いと考えている姿勢にも共感できた。それと、自分の音楽とレーベルが進もうとしている方向性が合っていると思うし、すごく共感している。アリル・ブリカの作る音楽と同じような意識を持った作品を自分も作っているからね。
Stephen Brown: これは別に俺のことじゃなくて、ジェシー・ジャクソンのスピーチをサンプリングして使っているからそれにちなんでつけたんだ。あの時はトラックができてその上に何か付け足そうとレコード棚を漁っていたのだけれど、なかなかいいのがなくて…。でもレコードの中からジェシーのスピーチを見つけてミックスしてみたら、うまくいったんだ。それでそのスピーチからその言葉を拝借したってわけさ。俺じゃなくて、彼が大したやつだと思うよ(笑)。