ピンク・フロイド『Echoes』のレアトラックは『The Wall』から外されたナンバー
最近リリースされたPink Floydの2枚組CD『Echoes』には未発表曲が含まれていないが、Roger Watersが書いたトラック“When The Tigers Broke Free”が収録されている。同曲は『The Wall』からはずされたが、アルバムの映画で復活し、続いてシングルとしてリリースされた。
Floydのドラマー、Nick Masonは、Floydのレアトラックについては、このへんが限度だろうとLAUNCHに語る。
「もともと他では簡単に手に入らない“何か”を入れることができたらと思ってたんだ。たいていレコーディングしたもの、ほとんどすべてを出してしまうから、めったに残したり、倉庫のどこかに保存したりはしない。あれ(When The Tigers Broke Free)は本当に使われなかった曲のひとつだから、これは理想的なオファーだ」
Masonはまた、同曲はWatersが第二次世界大戦で死亡した彼の父へ贈った賛歌だとヒストリーを説明してくれた。
「『The Wall』のレコーディング時に作られたことは確かだ。けれど、どういうわけかアルバムに合わなかったんだ。あるいはスペースが足りなかったんだと思う。1曲だけアルバムに合わない、ってことがたまに起こるんだ。そうなると、たいていは次のアルバムへ送ることになる。『The Final Cut』にも収録されなかったってのは本当にヘンだよな」
『Echoes』に収められている26曲はMason、Waters、シンガー/ギタリストのDavid Gilmour、キーボーディストのRichard Wright、長年のエンジニアJames Guthrieのによる共同選曲。
Gary Graff, Detroit LAUNCH.com







