【インタビュー】HAPPY CREATORS、努力と涙のアイドル人生「なにがなんでもこの7人だ」

2025.12.16 12:00

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先日、結成1周年を記念した節目となるワンマンライブ<HAPPY CREATORS 1st Anniversary Live -はっぴー創造記念日!->を開催した7人組女性アイドルグループ・HAPPY CREATORS(以下、ハピクリ)。

12月15日には初の写真集『はじめてのハピクリ』を発売、公式YouTubeでは初の旅番組「パピクリ号でGO!」もスタート。さらに、2026年に入ると2月4日から初のメンバーソロ曲を7週連続で配信リリースし、3月28日には自身2度目となる東京・ヒューリックホール東京でワンマンライブ<七色の光路>を開催など、2周年に向けても息もつかせぬ連続猛撃で攻め続けるハピクリ。

今回、BARKSのインタビューでは1年間の活動を経て、7人がどう成長したのかにフォーカスして話を聞いたところ、「世界中にハッピーを届ける」をコンセプトに掲げ、いつもハッピーな笑顔を届けている彼女たちとは違う、本当の気持ちをさらけ出す7人が浮き彫りに。

かわいいだけじゃない、事務所にやらされている訳じゃない、自分の意思で職業・アイドルを貫く彼女たちがこの1年、夢に向かって切磋琢磨してきた7人のアイドル人生、努力と涙の青春の日々を自身の言葉で届けていく。

◆   ◆   ◆

──今回は1周年ライブでみなさんが発言したMCから、メンバーひとりずつ、あの日言葉にできなかった気持ちを深掘りしていきたいと思います。まず最初は夏目りこさん。あの日、りこさんのMCで1番印象に残ったのは「7人揃って1周年を迎えられたのは、当たり前のようで当たり前ではない」という言葉。アイドル業界でも体調不良、コンプライアンス違反などによる脱退が相次ぐなか、ハピクリは7人で1年間やってくることができた。それはなんでだと思いますか?

夏目りこ:私たちはこの7人で、絶対に5年以内に東京ドームに立ちたいっていう思いがあったからだと思います。その目標を、この7人で絶対に成し遂げるという強い思いがあるから、みんなで一緒にこの1年を駆け抜けられたのかなと思います。

──りこさんは以前インタビューでも夢は東京ドームと公言されていましたが、それはりこさんだけではなく、7人の共通認識としての目標だったのですか?

りこ:そうです、そうです。やはり活動をしていくなかで、はっきりとした目標地点がないと、ある程度の節目を迎えたとき「私たちってどこを目指してるんだけ?」ってなるんですよ。なので、メンバーみんなで最終的な私たちの目標についてちゃんと話し合ったとき「5年以内に東京ドームに絶対に立とう」という目標地点を決めて、それを公言もした。だから、7人が結束してここまでやってくることができたんだと思います。

──1年やってきて、その目標地点を富士山に例えるなら、いまは何合目ぐらいまできましたか?

りこ:7人のメンバーの土台はちゃんと固まったなというという手応えはあるので、2合目ぐらいですかね。

──2合目までの道は、ハッピーをお届けする任務があるとはいえ、けして楽ではなかったですよね?

りこ:ええ、楽ではないですよ。楽ではないし、しんどいですけど、ステージに立ってるとやっぱり「やっててよかった」という気持ちのほうが大きくなるんです。

──なるほど。それでは次に松本せりなさん。せりなさんはグループ最年少で、しかもアイドル未経験者。だからこそ「最初はアイドル活動のこととか分からなかった」という言葉が、あの日素直に出たんだと思います。分からないせりなさんにいろいろ誰が教えてくれたのですか?

松本せりな:メンバーです。

──親でもなく、昨日まで他人だった人たちがなんでそこまでやってくれたんだと思いますか?

せりな:私がハピクリの一員だからです。

──教えてもらいながらも、自分がグループの足を引っ張ってるんじゃないかと思ったことは?

せりな:ありました。レッスンとかで振りを憶えるのが遅かったり、あと歌も下手なので。全部できなくて足を引っ張ってるなって。そう思ってます。

──グループの足を引っ張って迷惑をかけてる、もう辞めたいと悩んだことは?

せりな:なかったです。HAPPY CREATORSとして、このメンバーみんなといきたいという思いがずっとあったからです。

(キッパリと応えるせりなの話を聞きながら、他のメンバーが「足を引っ張ってるとかないよ」、「全然せりなはできてる」、「こんな思いを聞いたことはなかった」といいながら泣き出す)

七瀬こあ:普段、あんまり弱音はかない子なんで。

小鈴かれん:ステージの直前とかでも1番緊張しないし。本当に堂々としてるんですよ。

──強心臓なんですね。最年少なのに肝が据わってる。

せりな:ステージでは堂々としていないと、お客さんもネガティブな顔とか見たくないと思うので。だから、ステージ上では絶対に明るく振る舞うという意識でやってます。

──メンバーにも弱音は吐かないんですか?

せりな:そんなに吐かないです。負けず嫌いなので。

──でも、もしかして家では泣いていたり?

せりな:はい。1人で悔しくて泣いたりしてます。

──この1年で1番辛かったのはいつでしたか?

せりな:デビュー前が1番辛かったです。振りを憶えるのとか全然できなくって、ダンスの先生とかに「このままじゃデビューできないよ」っていわれて、ずっと不安でした。

──いまは?

せりな:いまも不安です。できないから。不安だけど、ファンのみなさんの応援やメンバーの優しさで「頑張ろう」っていう気持ちになります。

──いまでもみんなの足を引っ張ってるという気持ちはあるのですか?

せりな:はい。いまもそうです。やっぱり映像を見ると、自分だけ違ってて、パフォーマンス力がまだ足りない。あと、ファンの人も少ないし。そこでも足を引っ張ってると思ってます。だから、今後も日々努力を重ねて、足を引っ張らないよう、絶対気を抜かないっていう思いでやっていきます。

──次は楠森しゅりさん。「ツアーやラジオ、新しいことに挑戦できて、私達は環境に恵まれてる」とおっしゃってましたね。

楠森しゅり:そうですね。本当にミュージックビデオもたくさん撮らせてもらって、衣装ももう4つ目。夏フェスにもたくさん出させてもらって。

──<LuckyFes>にも出演されてましたね。

しゅり:はい。アイドルを始めてから、こんなに凄い恵まれた環境でやるのは初めてで。私はそこにハピクリを絶対に売りだそうとしているチームの“本気”を感じて、日々嬉しく思ってます。

──いつからチームの本気を感じてたんですか?

しゅり:デビュー前から感じてました。デビューした後もすごい幸せな環境でいろんなステージに立たせてもらったりしてるからこそ、ワンマンでやったヒューリックホール東京がうめられなかったときは、すごい悔しかったです。だから、2026年にヒューリックホール東京の公演が決まったときは、こんなに早くリベンジのチャンスが貰えるとは思ってもいなかったので、すごい驚きもあったんですが、絶対に頑張ろうっていう話をメンバーとしました。

──次のヒューリックホール東京は大人チームからの「今度はうめられるのか」という挑戦状のようにも感じたのですが。

しゅり:そういうプレッシャーももちろんあるんですけど、でもこの間の1周年ライブで感じたことがあって。これまではツアーのファイナルを迎えるとき「人が来てくれるかな」という不安がすごいあったんですね。でも、この1年間活動を頑張ってきて、1周年ライブのときは「絶対にみんな来てくれる」と思って不安にならなかったんです。そういう信頼関係、ファンの人との絆も生まれてるから、そこまでプレッシャーや不安は感じてないんですよ。

──でも、さらにお客さんを呼ばないとソールドは厳しいですよね。

しゅり:だから、いまはラジオを始めてさせてもらったり、最近は歌配信もしてるので、色々なきっかけから新しいファンの人と出会って、ライブに来ていただけるようにしていきたいなと思ってます。

──続いて、小鈴かれんさん。メンバーやファンに「出会えたことが私にとっては自慢。宝物です」とおっしゃっていましたが。

小鈴かれん:毎回のように現場に来てくれる人、お金を使ってまでお話に来てくれる人、時間を作って会いに来てくれるとか、本当に当たり前ではないから。そういうこと一つ一つが本当にありがたいことで、特別だなって思うんです。私はその一つ一つの行動や言動にたくさん救われてきた。本当に救われるんですよ。もう本当に……(嗚咽しながら泣きだす)、こっちが落ち込んじゃってたときでも「かれんちゃんが頑張ってるから私も頑張れる」といわれると、その言葉に励まされて「本当に頑張んなきゃ」って自分がなれるんです……(号泣)。

──落ち込んでいた原因を聞いてもいいですか?

かれん:自分は看護の学校に行ってて。実習とかもたくさんあるんですよ。その中でいっぱい怒られたりして、それでもその後に急いでライブ会場に行かなきゃいけない日が続いた期間は、すっごいキツくなっちゃって。そのときにメンバーとかファンが支えてくれたんです。メンバーは本当にヤバくて……。こあが全部悩みを聞いて「かれんはこうだから、そういうときはこうしたらいいんじゃない?」って的確なアドバイスで私を導いてくれたり。会場入りしたらあいがすぐに「かれんちゃんどうしたの?」ってそばに来てくれたり、あやも「大丈夫?」みたいな感じでめっちゃ気にかけてくれて。しゅりはすごい微笑んでくれるから、それだけで優しい気持ちになれたり。りこは私が楽屋で泣いてしまったときにすぐ笑わせてくれて「ほら、涙止まったじゃん!」っていってくれるんですよ。だから、メンバーにはすっごい救われました。

(ここまでの話を聞きながら他のメンバーも涙が止まらなくなる)

かれん:ファンのみんなの言葉にも何回も何回も救われて。あとスタッフさんにも泣きながら電話をしたりして。本当に関わってくれる全てのみんなに救われていまの私がいるので、みんなに出会えたことは、私の宝物なんです。だから、ハピクリはめっちゃ私の居場所だなっていまは実感してます。

──ここが自分の居場所。

かれん:めっちゃそう思ってます。ハピクリの楽屋って、1年前と比べたらすっごい明るくて。本当にしょうもないことで笑って、賑やかなことが多いんですね。ふざけてるときなんて本当に心から笑えて、嫌なことや辛いこと、全部忘れられるんですよ。特典会でファンの人としゃべってるときもそうなんです。だから、ここが私の居場所なんだっていまはすごい思ってます。

──続いて、逢川あいさん。あいさんは「1年前の自分は想像できなかった。1年前の自分にハピクリを自分の生きる場所に選んでよかったといいたい」とおっしゃっていましたね。

逢川あい:私はオーディションで加入したんですけど。オーディションを受けた理由は「生きる意味を見つけたい」だったんです。その頃は、なんのためにいま自分が生きてるのかが分からなくて。当時はただの大学生で、特に頑張ってることも頑張りたいこともなく、HAPPYとは真逆のところにいたんです。そのときたまたま見かけたオーディションがHAPPY CREATORSのオーディションで。元々アイドルという夢は昔からもってはいたので、軽い気持ちで応募したのですね。それで、アイドルを始めたら、自分が生きる目的が見つけられた。このHAPPY CREATORSでデビューから5年以内に東京ドームに立つという大きな夢ができたので、1年前の自分と1番大きく変化したところはそこかなって思います。

──1年前は、ただ生きてるだけで夢も希望もなかったと。

あい:はい。ちっちゃい頃はアイドルになりたいという夢があったんですけど「どうせなれるわけない」って諦めて、心に蓋をしてて。ずっと諦めたまま、夢を追いかけることもせず、日々なあなあに生きてるだけだったんです。

──それがアイドルを始めたらどう変わりましたか?

あい:ファンの人たちと出会って、“自分という存在を求められる”という経験をしたんです。そのファンの方が「あいちゃんに今日も会えたから明日も頑張る」とか「あいちゃんのライブを観たら元気がでた」という言葉をかけてくださる。それが増えていくにつれて“私の人生は自分だけの人生じゃなくて、ファンの人との人生でもあるんだな”って思うようになったんです。

──ファンの方と触れ合うようになったからこそですね。

あい:そうです。ファンの方から直接言葉を聞いて。これまでは歌い手として配信者をやってたので、SNSや画面越しでファンの方と接触する機会はあったんですけど、いまは直接ファンの方と話す機会がたくさんあるから、そういうことを実感できたのかなって思います。……すいません、言葉にするのが苦手で。

──そんなことないですよ。ちゃんと言葉に変換できてますよ。では橘あやさん。「ヒューリックホール東京では悔しい思いをしたので、次はソールドアウト。絶対に叶えたいです」と宣言されていました。いまのハピクリならその夢は叶えられそうですか?

橘あや:正直、いまのハピクリではまだソールドは厳しいと思います。いまから4カ月かけて、変えてみせます。人は1日でも変われるので、あと4カ月あればかならず叶えられると信じてます。

──頼もしい! その自信はどこから?

あや:ハピクリチームが掲げる「世界中にHAPPYを届ける」という活動方針をファンの方もすごく強く思ってくださるものになっていったことをこの1年で実感したので、「思いが強くなればなった分、言葉にすればした分、夢は叶う」というプロデューサーさんの言葉を信じています。私達はいまハピクリに頂けている活動を1つ1つ丁寧にやっていって、そのなかで私達を新しく知ってくれる人、ハピクリの活動方針により強い思いで共鳴してくれる人たちを増やしていくしかない。それが、いまの私達がやるべきことなのかなと思います。

──しゅりさんもおっしゃっていましたが、ハピクリはデビュー当時から売れるための環境に恵まれた立場にいたわけですよね。でも、1回目のヒューリックホール東京の動員も含め、その期待に応えられていない自分たちについてはどう感じてらっしゃいますか?

あや:正直悔しいです。メンバー全員それは思ってます。結果が伴っていないことについては。私自身も、そこがもどかしいというか。うん……その言葉しかないんですね。

──あやさんはその原因をどう分析しているのでしょうか。

あや:私個人で感じていることは、実力不足。アイドルとしての実力、意識やスキルもマインドも含めてです。グループとしては、いまいるアイドル業界のなかで抜きん出た存在になっていかないと売れないし生き残れない。頭1つ抜き出たところがいまのハピクリはないので、そこが弱いなと思います。

──抜きん出た存在になるために、ここからどんなことをやっていきましょうか。

あや:日々の過ごし方から見直しが必要ですね。ワンマンライブだったりツアーだったり、ライブに想いをかけること。それは対バンライブだろうが配信でも同じで。本当に些細なことでも想いをかけてやっていって。それを見返して、もっとできること。さらなる可能性を見い出して、それを実行していく力が必要かなと思います。そこに力をもっともっと細部まで注いでいけば、理想の自分たちに近づけると信じてます。

──まとめると、アイドルとしての徹底したプロ意識、それをより高めていくということかな?

あや:そうですね。

──最後は七瀬こあさん。当日は涙をこらえながら、ヒューリックホール東京ソールドに向けて「ここにいるみんな、あと1人仲間を連れてきて」とファンに語り掛けたあと、今後のハピクリについて「絶対に後悔はさせません。ついてきて下さい」とパッションを込めて発言していたのが印象的でした。

七瀬こあ:この1年、ハピクリは7人各々ぶつかることもありました。だからこそ得られたこの7人の信頼感とか運営さんとの絆。いまの時代アイドルはたくさんいて、すぐに辞めてっちゃうような世界だと思うんです。でも、この7人を応援してたら、絶対に後悔はさせない。この7人を追いかけてたら「応援しててよかった」と思える未来がくる。そう思っているから、気持ちを込めて伝えました。1年前、最初はメンバーそれぞれのことをお互い知ろうともしてなかったんですよね。

──そうなんですか?

こあ:結構そんな感じでした。性格的に殻にこもるタイプのメンバーもいたし。アイドルはグループとはいえ、個人戦じゃないですけど、自分をアピールしていかなければならない部分もあると思うから、とにかく最初は自分のことに集中してたんですよ。でも、活動を続けていくうちに、メンバーそれぞれがこのグループのなかでの自分の役割をどんどん自覚していって。この7人に対して“思いやり”が芽生えていったんですよ。誰かが元気なさそうだったら「声をかけてあげなきゃ」とか。そういうものがどんどん生まれてきて。

──さっきのかれんさんが話してくれたエピソードはまさにそれですね。

こあ:そうです。最初は仲間意識っていうよりも、とにかく「アイドルがしたい」というメンバーの集まりで、お互い様子を見てたんです。けど、それが、活動していくうちに「なにがなんでもこの7人だ」「誰も欠けちゃいけない」という気持ちがそれぞれ強くなっていったんですよ。

──強くなっていった要因は?

こあ:ハピクリのコンセプトをみんなが強く思い描くようになったのと、あとは、アイドルとして妥協したくないという強い気持ちを7人が持っていたからだと思います。ハピクリは運営さんがすごく愛情を持ってくださっていて、ひとりひとりの個性を理解して、それをどう出していくかということもたくさん考えてくださってるんですね。

──個々のキャラの生かし方まで?

こあ:はい。そこで、メンバーも「自分はこうでいいんだ」、「自分はこういうところがいいところなんだ」というのを客観的に知っていくことで、自分のあり方、パフォーマンスをより理解できるようになってきたなと感じてます。

──なるほど。自分をより理解する1年でもあった訳ですね。

こあ:だと思います。私は人との関わりを大切にしたいという思いがあるので、メンバー同士の関わりや運営さん、ファンとの関わりからそういうものを感じてきたタイプなんですが。本当にいろんな部分にそのためのヒントが落ちてますからね。そうやって、メンバーそれぞれが自分のいいところを見つけてきたんじゃないでしょうか。

──こあさんが見つけた自分の1番いいところは?

こあ:感受性が豊かで、笑顔でいることが多いから、周りを明るくできるところ。

──パフォーマンスの部分ではどうですか?

こあ:まだ全然なんですけど、自分のなかではすごく歌が(泣きだして言葉に詰まる)……こだわりを持ってやってきたので……。

──ハピクリの歌はこあさんが引っ張っているんだから、もっとそこは胸を張っていえばいいんじゃないですか。

(ボロボロ涙を流し始めると、他のメンバーも泣き出す)

──このあと撮影もあるので、みんな泣かないで(笑)。せりなさんが「なんでみんな泣いてるの?」と不思議な顔してますよ。

全員:(笑)。

こあ:私は期待をしていただいてて……。

──歌のいいパートを頂いてますよね?

こあ:はい、でも自分はその期待にうまく応えきれてないなとか……なんか自信が……。

しゅり:そんなことないよ!

──本当はもっと期待を上回る歌を歌いたい、でもそれができていないからもどかしい訳ですか?

こあ:こんなところでいうのはみなさんに申し訳ないんですけど、私はまだそれができてないのが事実。それが課題でもあるなと思ってます。

──いまのこあさんのお話しで、それぞれがこの1年間、自分のいいところを客観視することができたからこそ、2026年はそれをソロワークに反映して、より7人のキャラクターを表に出した活動が見られるということですね。

全員:はい。

──ソロ作品を連続リリースしたあとは、2度目のヒューリックホール東京ワンマン公演が控えています。ソールドアウトに向けて、一人づつ意気込みを聞かせて下さい。

あや:1年かけてハピクリに注いでくれたファンの情熱、熱い想いを私達は裏切りません。私個人としては、そうやって熱い想いを注いで応援してくれる方々に「ソールドできるように頑張るね」っていわせちゃ駄目だなと感じていて。リベンジとして頂けたこのチャンス。今回は自分たちの実力で客席をうめて、ファンの方々に素敵な景色を届けたいですし、支えて下さる関係者さん、ハピクリチームの方にも「ハピクリにかけてよかった」と思っていただけるライブを作りたいと思ってます。それまで、もっとみなさんに愛していただけるよう私達も全力を注いで過ごしていきますので、3月28日。ヒューリックホール東京に来て頂きたいです。

りこ:前回のヒューリックホール東京で自分たちのいまの実力を目の当たりにさせられて、正直そこでくらったんですよ。夏フェスも1年目なのにたくさん出させていただいたからこそ、いろんなアイドルさんのパフォーマンスを見ることができて。それこそ<LuckyFes>にも素敵なアイドルさんがいっぱいいて、自分たちの実力とは比べものにならないなというのをステージを見ていて実感したんですね。

──そこでもくらった訳ですね。

りこ:はい。それで、「みんなに知ってもらうには」「好きになってもらって愛されるグループになるには」っていうことをメンバーのなかで話し合ってきて。1年目はそれをどう表現していっていいのかが分からない部分がすごく多かったんです。けど、2年目に入って、さっきこあもいってたんですが、メンバーみんな個性や自分の役割が分かってきたので、ひとりひとりが自覚を持って1つのハピクリになるのが今回のヒューリックホール東京公演だと思います。前回とは違うなって思えるライブをしたいと思います。

しゅり:この1年、こあがいったように自分の個性や役割を見つけられたと思うので、2年目はそれを全面に出して、1回目には叶わなかったソールドという夢を絶対に叶えて、全席うめたいと思います。来て下さい。絶対に!

あい:今回のヒューリックホール東京公演は私たちだけのものじゃないと思ってます。前回はソールドさせるという夢が叶えられなくて、ファンの方の期待を裏切ってしまったから、私達だけじゃなくファンの人もすごく悔しかったと思うんです。そういう景色を見せてしまったことはいまでも悔やまれるので、だからこそ、今回のリベンジは絶対にファンの方の期待を裏切っちゃいけないと思ってます。今回は頑張るぞという気合いだけじゃなく、前回の私達、ファンのみなさんの悔しさも背負って挑みます。絶対に完売させます! この4カ月間、歌配信をあい、こあ、しゅりでやらせて頂いているので、そちらも頑張っていって、新しいファンの方の心を射止めていきたいと思います。

せりな:ヒューリックホールを完売できなかったのは、ファンの方もそうだし私達もすごい悔しい思いをしました。1周年のライブの重大発表で2回目のヒューリックホールが発表されて、ファンの方は「うめられるでしょ」という思いよりも「本当にうまるの?」「大丈夫なの?」という不安のほうが大きいと思います。1回目、みんなで挫折を味わったからこそ、2回目のヒューリックは全席うめて、ひとつの物語にしたいと思います。ヒューリックホール、絶対に来て欲しいです。

かれん:ハピクリはこの1年間で日本各地、海外も活動をしてきたので、私達が大事なライブをやるときはいろんなところから時間を費やして、ファンが集ってくれるんですね。普段みんながみんなHAPPYなわけじゃないと思うし、自分も辛い時期もあった。そういう人たちでも、ハピクリのライブに来たらHAPPYになれると思うから、いままで出会ってくれた方たち。これから出会う方たち。すべての人をHAPPYにさせて、ヒューリックホールはみんなが幸せになる空間になったらいいなと思ってます。みなさんいらして下さい。

こあ:あと4カ月。ヒューリックホール東京のステージでは1回目とは違ったハピクリを。パフォーマンスの面でも成長した自分たちを見せられるように、この4カ月でそれぞれの課題、グループとしての課題と向き合って、3月28日に「いままでで1番最高のライブができた」といえる日します。絶対に来て下さい。

取材・文◎東條祥恵
写真◎荒熊流星

<HAPPY CREATORS ONE MAN LIVE -七色の光路->
2026/3/28(土)
有楽町ヒューリックホール