MAD3活動休止直前にCaramel’s Guitar KitchenによるEDDIEモデル「VINZELLA」登場

2025.10.03 12:20

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1989年の結成から唯一無二の存在感を放つギタリストEDDIEを中心に精力的に活動するガレージパンク界のレジェンドMAD3が2026年6月をもって活動休止となる。休止直前のレコ発ワンマンライブが10月10日(金)下北沢SHELTERにて行われ、10月27日(月)にはラストミニアルバム『VINZELLA(ビンゼラ)』(CD5曲入り/アナログ7インチレコード2曲入り)がリリースとなる。

そんなアルバムタイトルと同名の「VINZELLA」と名付けられたEDDIE監修のコラボエレキギターが福岡のギターメーカーCaramel’s Guitar Kitchen(キャラメルズ・ギター・キッチン:以下CGK)からリリースされた。

CGKは、ヴィンテージ風なデザインを装いながらも高い実用性を兼ね備え、トラディショナルとモダンを融合したコンセプトで注目を集めている、5年前に立ち上げられたハンドメイド・エレキギター・ブランドだ。福岡にて”元ラーメン屋”という異色の経歴を持つクラフトマン片田武司(カタダタケシ)が1人で木工から塗装、組み立てを行っており、その品質の高さとキュートなデザインに大きな注目が集まっている。

クラフトマンの片田は以前からMAD3の活動に注目していたという。今回CGKから声がけをして実現したコラボギターは、そんな片田自身の熱い想いも込められている。

設計段階からEDDIE本人の希望するスペックやボディカラーをすり合わせ、基本はCGKのセミアコS1_SicilyBlackで製作が進められた。ピックアップはSeymour DuncanのPSYCLONE VINTAGE Filter’Tronが2つマウントされ、出力も高くパワフルで厚みのあるローが出ているという。ナットの溝幅やマスターボリュームの位置、アームの取手を360℃回転できるようにするなど、細部にわたってEDDIEのこだわりが実装され、それに呼応するかのように、EDDIEのテイストを熟知した片田がピックガードやトラスロッドカバーなどオリジナルデザインを所々に散りばめることとなった。

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“VINZELLA”とは私の理想の女性像であり、そのイメージと美学をこのギターに集約した。

セミホロウ・ボディーにセンターブロックという基本構造、ピックアップはSEYMOUR DUNCAN社初のフィルター・トロン・タイプ“Psyclone”を搭載。塗装はビンテージ・ライクなオフホワイトにCGKの誇るバインディングが施され、とてもチャーミングなギターに仕上げて頂きました。

美しいクリーン・トーンから、ダーティーだが心地良い歪んだトーンまで、マルチなサウンドを生み出すことが出来る、まさに私のロックンロール人生の結晶とも言えるギターが誕生した。

EDDIE

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今回のEDDIE氏のモデル制作依頼はとても光栄な事でした。以前から彼のギタープレイは動画サイトなどで何度も観ていたのでオンラインミーティングではEDDIE氏からボディーのカラーといくつかの拘りポイントだけ伝えられただけでしたが、やりたいことがすぐにわかってとてもスムーズでした。あとは“あなたのセンスに委ねます”と私に託されているように感じました。それはとても有難くやり甲斐を感じるものです。きっと彼自身もギターへの造詣が深く、その方が良い結果になると知っていたのでしょう。彼の人柄が窺えました。

ボディのトップ、バック、サイドともにメイプル材プライウッドを使用し、マホガニーとメイプル材を組み合わせた独自のセンターブロック構造の薄型ボディです。

ボディーはアイボリーにシルバーのチェッカードステッチ。大きめのヘッドに白鳥貝でチェッカードステッチを施しました。Fホールは上品になり過ぎない大胆なカーブで描き、それに僕が彼をイメージしてデザインしたコウモリ風のピックガードを付けました。

いちばん苦労したのはEDDIE氏から手書き風のデザインが送られてきた指板のEDDIEロゴとドクロマーク。既存のフォントではなかったので、データをトレースしてアレンジしました。

ピックアップセレクターを左肩に、右肩にマスターボリュームの追加。これに関してもすぐに理解できました。グレッチを使っている彼ならではのアイデア。僕自身20歳の頃からグレッチを使っていたのでマスターボリュームが便利な事はすごく分かります。演奏中にソロやバッキングでピックアップを使い分けるEDDIE氏ならセレクターの位置はとても重要。

ピックアップは本人持込みのセイモア・ダンカン製。かなりパワーのあるピックアップでセンターブロックのセミアコとの組み合わせでクリーンから歪みまでとても心地良いです。あとはフレットの端を落とさないでほしい。弦が落ちるのがもっとも嫌だと言っていたのは印象的でした。とにかく製作していて楽しかったです。仕上がりを見て、素晴らしいギターだと言って頂き、即ライブで使用してくれたことが大変嬉しかったです。

クラフトマン片田

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このコラボモデル「VINZELLA」は、CGKオンラインショップにて完全受注生産で10月3日より販売される。仕上がりには約6ヶ月を要するが1年以上待ちの国産ギターも多いことを考えれば、早い方かもしれない。細部に渡り同じ仕様となるが、希望によってはスペックの変更も可能だとか。またネックの”EDDIE”のインレイはアルファベットが変更できるという。つまりは、「VINZELLA」自分モデルを発注できるということだ。発注内容によっては変更に追加料金が発生する可能性もあるが、詳しくはCGKオンラインショップ( https://caramelsguitarkitche.stores.jp/)にてご確認を。

なお、10月10日に開催される下北沢のワンマンライブでは、「VINZELLA」のサウンドを確かめることができるはずだ。

photo by Yusuke Arai

CGK_SE1_EDDIE VINZELLA

発売日:2025年10月3日(金)
販売価格:394,000円(税別)/433,400円(税込)
※ロゴ入りハードケース付き
販売サイト: CGKオフィシャルオンラインショップ https://caramelsguitarkitche.stores.jp/
・Body:Maple Plywood
・Body Finish:Nitrocellulose Lacquer
・Neck Material:Mahogany
・Fingerboard:rosewood 300R
・Frets:22
・Fret Size:Medium
・Scale Length:628mm MediumScale
・Nut:Graph Tech TUSQ
・Pickups:SeymourDuncan Psyclone Vintage Filter’Tron
・Switching:toggle switch(Switchcraft)
・Controls:MasterVolume×1(CTS)/ Volume×2(CTS)/ Tone×2(CTS)
・Selector : 3position(switch craft)
・Tail Piece : Bigsby B3 Vibrato Tailpiece
・Bridge:GOTOH Arch Top T.O.M.Ebony Base
・Peg:GOTOH SD90
・Strap Pin:GOTOH Ep-B3

<“VINZELLA” Release Anniversary One Man Show>

2025年10月10日(金)
@下北沢SHELTER
OPEN19:00 /START19:30
ADD ¥3500 / DOOR ¥4000
GUEST :Natsuko, ダイヤ・ピアノ・サンタ, ラム会長(暗黒プロレス組織666)DJ :DADDY-O-NOV ROCK(The Numbers!)
チケット https://eplus.jp/sf/detail/4391590001-P0030001
メール eddielegend@jcom.home.ne.jp

MAD3活動休止前ラスト・ミニアルバム『VINZELLA』

2025年10月27日(月)発売
RNR13 CD + 7インチ・レコード2枚組
3,300円(税込)
発売元 : ROCK’N’ROLL KINGDOM
流通 : diskunion
info : eddielegend@jcom.home.ne.jp
CD
1.VINZELLA(Eddie)
2.444(Eddie)
3.CLASH ON 45(Eddie)
4.FEMME FATALE FROM HELL(Eddie)
5.JACK THE VIOLENCE(Eddie)
アナログ7インチ・レコード
1.VINZELLA(Eddie)
2.444(Eddie)

【Official CGK ONLINE SHOP】https://caramelsguitarkitche.stores.jp/
【Official CGK HP】https://caramelsguitarkitchen.net/
Instgram:https://www.instagram.com/cgk_guitar/
X:https://x.com/CgkGuitar