【俺の楽器・私の愛機】1904「人格形成の一翼を担う楽器との出会い」

【Emperador E-302?】(福島県 Judie 22歳)

お久しぶりです。1299にてGuyatone EB-6を投稿した者です。あれから2年の月日が経ち、私事ながら、大学を卒業し社会人となりました。
今回は社会人になって初めて購入したベースを、長くはなりますが紹介させてください。それがこちら、Emperadorのバイオリンベース。
実はこのベース、昔…それこそ2年ほど前にネットの海で存在を知って以降、FirstmanのLiverpoolベース(ギターは有名ですが、ベースもある…らしいです)と共に、「いつか手に入れたいけど、値段云々以前に史上に出回らないからなあ…」と思っていたのです。
そんな中、つい先日(7月)、某SNSに1通のDMが。内容はなんとEmperadorのベースを手放そうと思っているが買わないかというもの。実は、今年アタマにいつか欲しいという独り言を投稿していたのですが、その投稿を見つけてわざわざご連絡をいただいたのです。
そこからはトントン拍子で話が進み、遂にこのベースを手に入れることが出来ました。
ずっと欲しかった、更に社会人初の楽器、そして何より運命的にも感じられる出会い方をしてしまい…。これは一生モノの仲間入りです。
さて、このベース本体の話に移りますと、何よりもこのまさに“バイオリン”なシェイプに一目惚れしたわけです。普通バイオリンベースというと、ネックジョイント部は弾きやすさのために滑らかにネックに接続しますが、こちらは演奏性なんて二の次三の次、この完成されたバイオリンのボディシェイプをそのまま落とし込んでいます。
このベース、調べると各個体のスペックに細かな差異が見られます。ブリッジが金属製でコマ調整ができるものがあったり、PUもシルバーのカバードハムバッカーだったり…ネックも違うものが付いていたり。どれがオリジナルなのかは定かではありません。
しかし、個人的にこの個体はかなり心を揺さぶる個体です…このPU。初めて見ました、合皮?が張られたPUです。こんなかっこいいものあるんだ、と衝撃でした。
長くなりましたが、運命的な出会いをしてしまったのでついまたここに投稿してしまった新社会人でした。またいつか新たな楽器を携えて帰ってきます。
追伸(写真ありませんが)
前回のレスポールベースですが、やはりというかなんというか、やっちまったが続出しまして、PUがお釈迦になってしまいました。今はとりあえず間に合わせでミニハムを乗せてますが、オリジナルのPUも、いつか直して乗せられればと思い取ってあります…。ああいう古いビザールPUって直るものなんでしょうかね、分かりませんがいつかを夢みて。
ちなみに、久しぶりに自分の投稿を読み返しましたが、やはり2年前でも幼く感じるものです…。今読むと顔から火が出る思いですが…これも成長なんですかね…


◆ ◆ ◆
初めて見ました、このモデル。貫禄あるなあ。ヘフナーのバイオリンベースを見慣れてしまっているせいか、迷いなく接合したネックとボディジョイント部のゴツさがインパクト抜群ですけど、よくよく考えれば、バイオリンとかビオラ、チェロなどの造形ってこれですよね。スケール的にはチェロとコントラバスの中間辺りのサイズ感だと思いますが、弦楽器ベースをアコースティックをそのままエレクトリック化するならこうだよね、という極めてプリミティブな設計に見えます。意外とブリッジ下に魂柱が立っていたりして。それにしても深い新緑カラーが美しい。バインディングのステッチがおしゃれすぎです。(BARKS 烏丸哲也)
★皆さんの楽器を紹介させてください
「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
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