【俺の楽器・私の愛機】1879「角切りギターとDearmond」

【tokaiのエレキギター】(名古屋市 チキンスキン 55歳)

エレキギターって重いよね?なんて言おうものなら、ギターが重くて何がロックだブルースだ馬鹿者め!などと怒られそうですが、重たいギターは嫌なのです。
トーカイのテレキャスタータイプのエレキギターですが、計量したところ何と3.8キロもあるヘビー級個体、どうにか軽量化出来ぬものかと考え、ボディーの両サイドと下側を切断することにしたものの電動工具など持っておらず、切れ味の悪い鋸でギコギコとやったので、切断面はガタガタで、更なる軽量化をと、側面と裏側に穴を空けスライスした丸棒で蓋をするというやけくそなDIYの結果、その仕上がりは酷いものですが、重量はヘッド落ちしない絶妙なバランスの2.4キロまで落とすことができ、大変満足しております。
空洞部分が多くなったからなのか生音は倍以上に響くようになりました。
使わないリアピックアップの代わりにブリッジ下に詰めたのはメンフィスで手に入れたブルーズメンの御守りモジョバッグ、その御利益たるや絶大でして、得体の知れぬショボいフロントピックアップのみにも関わらずスタジオの草臥れたJC-120に直結でも素晴らしい音が出てきます。
それともうひとつ、角切りギターの隣のインドネシア製ベニヤ板ギターに付けているディアルモンドのピックアップですが、これはいいですよ。
ちょっと弦を緩めるだけでポールピースにビタッとくっついてしまう程の強い磁力で音がめちゃくちゃデカくて、意外とノイズも少ないのです。程度の良いやつをいくつかストックしております。




◆ ◆ ◆
なんか凄い。ギリギリ元テレシェイプだったことがわかるボディ…夢に出てきそうだ。それにしても結果良いことずくめだったようで、奇跡的なハッピーエンドですね。ヘッド落ちしないというのもミラクルだけど、逆にこれだけ余白をぶった切ってさらにチェンバードボディにしても、まだ2.4kg残っているという身の詰まったボディ重量が、そのバランスと音の良さを担保してくれた最大のポイントだったんじゃないかと思います。しっかりとしたアッシュ材だったんじゃないでしょうか。重たくてしゃーないというアッシュのストラトやテレをもっている全国の殿方が、この投稿を見てノコギリを持ち出す未来が脳裏をかすめました。いやいやそんな上手くは行かないって。(BARKS 烏丸哲也)
★皆さんの楽器を紹介させてください
「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
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