【ライブレポート】⽯崎ひゅーい、大阪初のホールワンマン盛況「ここからSeason2がスタートです!」

石崎ひゅーいが、自身最⼤キャパとなる東京・大阪でのホールワンマンライブ<石崎ひゅーい LIVE 2025 – Season2 ->の初日公演を、7月5日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて開催した。オフィシャルからのレポートをお届けする。
石崎にとって、大阪では初のホール単独公演となったこの日のチケットはソールドアウト。アンティーク調のじゅうたんとフロアランプが置かれた舞台は、ホールでありながらまるで彼の部屋に訪れたようなアットホームな空間を演出。そこにふらりと現れ、一人でピアノを弾き語る石崎。壮大なアレンジが排除されたむき出しの表現でも、いや、むき出しだからこそ、彼の真価がより伝わった何ともドラマチックなオープニングだ。
最初は一つだった明かりが幾つもともった頃には、山本健太(Key)、真壁陽平(Gt)、長島涼平(Ba)、澤村一平(Dr)ら気心知れたサポートメンバーが勢ぞろい。静から動へと一気にブーストし、石崎がアコースティックギターを一心不乱にかき鳴らしたかと思えば、今度はハンドマイクでステージを横断しアピール。疾走感溢れるアッパーチューンの連続で畳み掛けていく。


「大阪初日、満員御礼です。どうもありがとう! ここからが石崎ひゅーいの新たな幕開けだと思ってます。今日ここに来るまでは、うまくやらなくちゃとかいろいろ考えてたけど、一人一人のいい顔をこの目に焼き付けたいと思います。思う存分楽しんでください!」
愛おしそうに客席を見渡した石崎は、「この曲はデビューした直後ぐらいに、大阪の赤い観覧車(=HEP FIVE)の近くで弾き語りして……」と当時を振り返り、ここからは思い出深い過去曲を届けていく。10年以上前の曲に今でも心を揺さぶられるのは、彼の音楽にしかと刻まれた普遍性と愛の成せる業か、石崎ひゅーいのキャリアを網羅したセットリストには、シンガーソングライターとしての紆余曲折の道のりが自ずとにじみ出る。石崎が「本当にみんなに一から大切に育ててもらった」と感謝したエバーグリーンな楽曲群に、改めてほれ直したファンも多かったことだろう。
MCでは、「俺が今一番行きたいところを知ってる?」と<EXPO 2025 大阪・関西万博>のオススメのパビリオンを観客から事細かにリサーチする一幕でも場を沸かせ(笑)、再びエレキギターやブルースハープなども巧みに演奏。ライブ用にリアレンジされた楽曲では大人の色香も漂わせ、じわじわと会場の熱量を上げていく。
「家の近くの定食屋さんで、いつものようにしょうが焼き定食を食べていて、お客さんが並ぶようになったなとか、食べログの点数が上がったな、本棚にあった漫画がなくなったな、厨房のおじちゃんの背中が丸くなってきたなとか考えていたら、付け合わせのキャベツを食べ終わる頃には、ワンコーラスできていました。だから、いつもとは違った意味で「ごちそうさま」と言って店を出たんですけど(笑)、その新曲を歌ってもいいですか?」
ここ一年はYaffleやKOHDなど気鋭のアレンジャーとさまざまな挑戦を続けた石崎ひゅーいだったが、ギタリストの西田修大を編曲に迎えた新曲「しょうが焼き」は、湧き上がる衝動に従った温かなミドルバラード。記憶をよみがえらせる五感の中から味覚に注力したのも料理好きな彼ならではで、はかなくも優しい目線にはその人柄が愛らしく表れていた。

そんなサプライズ初披露の後も、立て続けに歌い上げた切なきラブソングの数々には大きな感動が押し寄せ、「せっかくだからみんなで歌わない?」と石崎がピアノを奏でれば、オーディエンスも大合唱。その光景を前に思わずイヤモニを外し耳をすました彼は、うれしそうな表情で「素晴らしい歌声をありがとう」と呼び掛ける。
「<石崎ひゅーい LIVE 2025 – Season2 ->は7月25日(金)、東京でファイナルを迎えます。その日でデビューして丸13年になるので、まずはそこにも来てください(笑)。だって一回じゃもったいない、また会いたいじゃん。一つ一つあっという間だから大切にしないとなって、最近は思うんです。何で音楽を作るのか、ライブをするのか……全部この瞬間のためなんですよ。みんなの顔が見たいから。みんなを引き連れて、石崎ひゅーいのSeason2はもっとすごいところに行きたい。絶対に行くから、そこにいてください」
クライマックスは満場のクラップに支えられ、天にも飛び立つほど伸びやかなボーカルをホールいっぱいに響かせ、躍動するバンドサウンドとともにフィナーレまで駆け抜ける! 「ありがとう、最高だったよ。また絶対に会おうね。ここから石崎ひゅーいのSeason2がスタートです!」と最後まで名残惜しそうに手を振った石崎ひゅーいが、記念碑的な大阪公演を見事に締めくくった。

なお、今後の石崎ひゅーいは、7月9日(水)に新曲「しょうが焼き」を配信リリース。自身のデビュー記念日となる7月25日(金)に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて行われる、<石崎ひゅーい LIVE 2025 – Season2 ->の東京公演のチケットが発売中。さらに、11月より始まる全14公演の全国アコースティックツアー<石崎ひゅーい TOUR 2025-2026 Season2 -Acoustic Set-。が新たに発表された。

取材・文◎奥“ボウイ”昌史
撮影◎後藤壮太郎
デジタルシングル「しょうが焼き」

2025年7⽉9⽇(⽔)配信スタート
https://erj.lnk.to/shougayaki
ライブ情報
<⽯崎ひゅーい LIVE 2025 – Season2 ->
2025年7⽉5⽇(⼟) ⼤阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール
2025年7⽉25⽇(⾦) 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋⾕公会堂)
★東京公演チケット⼀般発売中
・イープラス:https://eplus.jp/ishizakihuwie/
・ローソンチケット:https://l-tike.com/ishizakihuwie/
・チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/ishizakihuwie/
<⽯崎ひゅーい TOUR 2025-2026 Season2 -Acoustic Set->
2025年11⽉15⽇(⼟) 東京・恵⽐寿ザ・ガーデンホール
2025年11⽉21⽇(⾦) 熊本・Restaurant Bar CIB
2025年11⽉22⽇(⼟) 福岡・福岡レソラホール
2025年11⽉24⽇(⽉・祝) 宮城・仙台Rensa
2025年11⽉28⽇(⾦) 福島・郡⼭HIPSHOT JAPAN
2025年11⽉29⽇(⼟) 茨城・⽔⼾市⺠会館ユードムホール(中ホール)
2025年12⽉6⽇(⼟) ⼤阪・GORILLA HALL OSAKA
2025年12⽉7⽇(⼟) 愛知・今池ガスホール
2025年12⽉13⽇(⼟) 新潟・新潟県⺠会館・⼩ホール
2025年12⽉14⽇(⽇) 富⼭・富⼭県⺠⼩劇場・オルビス
2026年1⽉17⽇(⼟) 広島・LIVE VANQUISH
2026年1⽉18⽇(⽇) 岡⼭・YEBISU YA PRO
2026年1⽉30⽇(⾦) 北海道・札幌PENNY LANE 24
2026年1⽉31⽇(⼟) 北海道・帯広MEGA STONE
■チケット料⾦
①全席指定(⼀般) ¥6,900(税込/ドリンク代別)
②全席指定(学⽣) ¥4,900(税込/ドリンク代別)
③当⽇券 ¥7,400(税込/ドリンク代別)
■チケット受付情報
【⽉額】Official Mobile Fanclub 『ningenzukan』会員最速先⾏受付(抽選)
※エントリー期間:〜7⽉21⽇(⽉祝)23:59
▶お申し込みはこちら:https://m-ningenzukan.fanpla.jp/feature/597e4e8e30b2907aaf70396272966066
▶新規ご⼊会はこちら:https://m-ningenzukan.fanpla.jp/feature/entry
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