デヴィッド・ボウイがラスト・アルバムを制作したスタジオ閉鎖
デヴィッド・ボウイが密かにアルバム『The Next Day』と『★（Blackstar）』を制作したNYソーホーにあるレコーディング・スタジオMagic Shopが来月をもって閉鎖することになった。
1988年にオープンして以来、ボウイほか、ルー・リード、ノラ・ジョーンズ、アーケイド・ファイアらもこのスタジオを愛用してきた。デイヴ・グロールが制作したドキュメンタリー『Sonic Highways』でもフィーチュアされていた。
創立者のSteve Rosenthalは、3月16日でその幕を閉じることを告げた。理由は説明されていないが、『New York Times』紙によると、ミュージシャンのレコーディングの仕方が変わってきた（スタジオへ入らなくてもiPadなどでレコーディングできる）のと家賃の高騰が原因だと推測される。
Rosenthalはデイヴ・グロールからの出資があり、この場所を購入しようとしたが、ビルのオーナーに拒否されたという。
ボウイの作品のプロデューサー、トニー・ヴィスコンティはMagic Shopについてこう話していた。「殺風景なスタジオもある。行くたびに新しい機材が導入されている。Magic Shopはそういうとことは程遠い。ダークで雰囲気があるんだ。ちゃんと稼働している、素晴らしいヴィンテージ・スタジオだ」
Ako Suzuki
前のページへ
1 / 2
