フー・ファイターズ、シークレット・ギグにクイーンの2人も鑑賞
ロンドンで開かれる傷病兵を対象としたパラリンピック・スタイルのスポーツ大会<Invictus Games>の閉会式(9月14日)でパフォーマンスするため英国を訪れていたフー・ファイターズが、先週、“The Holy Shits”の名でブライトンとロンドンにおいて3夜連続でシークレット・ギグを開いた。
◆フー・ファイターズ画像
金曜日(9月12日)ロンドン、イズリントン・アッセンブリー・ホールで行われた3日目の公演には、デイヴ・グロールのお母さんやクイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーも訪れた。
体育館ほどの大きさもなく、収容人数は700人程度という小さな会場。まるで学園祭のコンサートのような趣きだが、彼らのパフォーマンスに妥協はなく、爆音とスクリーム、疾走感に満ちた2時間以上に及ぶ熱演が繰り広げられた。
11月にリリースされるニュー・アルバム『Sonic Highways』の収録曲は披露されなかったものの、デビュー作『Foo Fighters』(1995年)から前作『Wasting Light』(2011年)までを網羅するグレイテスト・ヒッツのようなセットリストと、至近距離からのダイレクトな演奏にオーディエンスは大興奮。デイヴに負けないスクリームが巻き起こった。
この熱く強力なロック・パフォーマンスにブライアン・メイとロジャー・テイラーも始終、笑みを浮かべていたが、ブライアンが連れてきた男の子(孫?)は最初から最後までヘッドホンをかぶせられていた。
この夜のセットリストは以下の通り。
1.Aurora
2.All My Life
3.I'll Stick Around
4.Rope
5.Up in Arms
6.Big Me
7.White Limo
8.Arlandria
9.My Hero
10.Cold Day in the Sun
11.Generator
12.Walk
13.These Days
14.The Pretender
15.Learn to Fly
16.Breakout
17.Skin and Bones
18.Monkey Wrench
19.Hey, Johnny Park!
20.Everlong
アンコール
21.Times Like These
22.Best of You
フー・ファイターズは日曜日にはスタジアムで熱演。こちらも一級品のロック・パフォーマンスだったと評されている。
Ako Suzuki, London
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