不思議系ポップバンド、サニー・デイ・セッツ・ファイア、遂に日本デビュー

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ロンドンの不思議系ポップバンド、サニー・デイ・セッツ・ファイアのデビューアルバム『Summer Palace(サマーパレス)』が4月8日にリリースとなる。ロンドンでブリティッシュ・ポップ復権の鍵と期待される多国籍バンドだ。

メンバーは5人。ローマからニューヨーク経由でやってきた英語が苦手なイタリア人Mauro。香港で有名なアートワーカーだったという地位を捨ててやってきた紅一点Onyee。イタリア領サルディーニャから理想の楽園生活を捨てて極寒のロンドンに来てしまったMax。強引な引き抜きでバンドに収まった唯一のイギリス人Ed。カナダから子供をつれてやってきた才人Matthew。…なんだか、映画の登場人物のような素っ頓狂なラインナップだ。

フレーミング・リップス+ミーカ+デスキャブ+60年代と評される彼らのサウンドは、ワーナーブラザーズからの全面バックアップを受け、米映画『アメリカン・ティーン』サントラに収録されると同時に米国でのワールドプレミアで唯一パフォーマンスの場を与えられるという、VIP級の待遇を受けた。サントラに同収録のMGMTやブラック・キッズ、ザ・ティン・ティンズも彼らを絶賛、ツアーオファーが舞い込むなど話題にも事欠かない。

USでのレーベルがリトル・ブーツやブラック・ゴースツを擁するIAMSOUND Recordsということもありノー・エイジらがUSでのリリース・ショーに参加。そこからSUBPOPレコードに伝わり、CSSやディプロ、クール・キッズ、スパンク・ロックらRAP/HIPHOP人脈のオファーにより実現したのがリミックスEP(※アメリカ限定発売)だった。ザ・ニュー・ポルノグラファーズやオブ・モントリオールのように、ジャンルをさくっと越えビルボードに名を連ねる現在進行型のインディー・ポップバンドがごとく、彼らの進む先は、未だ誰も見ぬ新たなクロスオーヴァー作の宝庫であろう。

周りの喧騒をよそにアートや好きな音楽のことしか頭に無い5人衆。日本盤の企画やアートワークにも何より時間をかけるアーティスティック集団は、レーベル担当者泣かせではあるものの、そこに漂うポテンシャルは並じゃないと、日本スタッフも鼻息が荒い。

自称“オズの魔法使い的マジカルポップ”サニー・デイ・セッツ・ファイアの待望の日本盤は、初回生産分のみ限定でデヴィッド・ボウイのカバー「Kooks」を含む6曲入りボーナスディスクが付くというスペシャル・プライス仕様でリリースされる。

◆サニー・デイ・セッツ・ファイア・オフィシャルサイト(海外)
◆サニー・デイ・セッツ・ファイア・マイスペース
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