デュラン・デュラン、ワースト・アルバムに

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音楽雑誌『Q Magazine』の選んだワースト・アルバム・トップ10で、デュラン・デュランが'95年に制作したカヴァー・アルバム『Thank You』が1位に選ばれた。同アルバムは、彼らに影響を与えたアーティストに敬意を表し作られたもの。ルー・リードの「Perfect Day」やボブ・ディランの「Lay Lady Lay」、ドアーズの「Crystal Ship」など12曲がカヴァーされている。しかしながら、批評家たちはこのアルバムを「地獄のような54分29秒」と酷評した。

『Q Magazine』の副編集長は「デュラン・デュランは満場一致で決定した」と『The Independent』紙に語っている。「この手の作品にはときとしてキッチュでレアな価値もあるが、これは全くダメ。酒の席でさえ、笑えない」この作品は、デュラン・デュラン自身でさえ「自殺行為だった」と認めたことがあるという。

ワースト・リストの中にはこのほか、スパイス・ガールズ(アルバム全て)、フィル・コリンズの曲をヒップ・ホップ・アーティストがカヴァーしたコンピレーション・アルバム『Urban Renewal』、ミック・ジャガーのソロ・アルバム『Primitive Cool』が選ばれている。

『Q Magazine』が選んだワースト・アルバム・トップ10は―

1.デュラン・デュラン『Thank You』
2.スパイス・ガールズ 全てのアルバム
3.V.A.『Urban Renewal: the Songs Of Phil Collins』
4.ルー・リード『Metal Machine Music』
5.ビリー・アイドル『Cyberpunk』
6.ナオミ・キャンベル『Baby Woman』
7.ケヴィン・ローランド『My Beauty』
8.ミック・ジャガー『Primitive Cool』
9.ウエストライフ『All Us To Be Frank』
10.ティン・マシーン『Tin Machine II』

Ako Suzuki, London
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