コールドプレイ、アルバム『X&Y』収録曲を解説

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コールドプレイのメンバーが、『The Sun』紙でニュー・アルバム『X&Y』の全収録曲について解説した。新作は「パクリまくり」と話していた彼ら。ここにそのヒントがあるかもしれない。

1.「Square One」
クリス・マーティン:俺たち全員、この曲に満足してる。みんながベストを尽くしたよ。
ガイ・ベリーマン:出来てすぐに、オープニング・トラックにすべきだって思った。俺たちにとって革新的なものだってことがわかると思う。

2.「What If」
マーティン:天から降りてきた曲。ソング・ライティングは魚釣りみたいなものだって思ってる。いい道具を揃えることもできるし、自分が何をしているのかも把握してる。でも釣れる魚の大きさをコントロールすることはできない。これは、やってきたものを釣り上げた曲。

3.「White Shadows」
ウィル・チャンピオン:レコーディング初期、ケン・ネルソンと制作してたころから生き残った数少ないトラックの1曲。
ベリーマン:多分、俺が1番好きな曲。いままでの曲とは全く違う。ジョニーのギターには鳥肌が立つ。

4.「Fix You」
ベリーマン:パワフルなエンディング。メッセージが素晴らしい。
マーティン:ピクシーズの「Where Is My Mind」とジミー・クリフの「Many Rivers To Cross」にインスパイアされた。損失や損失に立ち向かうことについて歌った初めての曲。

5.「Talk」
ベリーマン:ほかの人のメロディを使った初めての曲。クラフトワークの「Computer Love」。あのリフを聴いたとき「俺たちが作ったんだったらよかったのに」って思ったんだ。でももう、それは無理だから、盗むことにした!

6.「X&Y」
ジョニー・バックランド:いままでで1番サイケな曲。そして、ものすごくビートルズっぽい。
マーティン:ビートルズを目指した曲。傲慢になりたくないけど、先週ライヴでやったら、すっごくよかった。

7.「Speed Of Sound」
ベリーマン:前作と今作の橋渡しになる曲。1stにピッタリだって思った。
マーティン:まず、ケイト・ブッシュみたいな曲を作ろうとしたんだ。そして、以前は当たり前と思っていたものに対する畏怖の念を歌詞で表したかった。俺たちはみんな、いつだって素晴らしいものに囲まれてる。それを認識しようってこと。

8.「A Message」
バックランド:今作で最後に書かれた曲。1日半でレコーディングした。

9.「Low」
バックランド:ターニングポイントとなった曲。自分たちのやってることに対して再び情熱を持てた。
マーティン:そういう素晴らしい感情を持てたのは。テクノロジーもプロデューサーもマネージャーもなにもない1室でプレイしてたからじゃないかな。この曲がきっかけで、全曲をレコーディングし直すことにしたんだ。ほんとにターニングポイントになったよ。

10.「The Hardest Part」
マーティン:これまでの中で1番ポップ。そして後ろ向きな曲。やり玉に上がるんじゃないかな。

11.「Swallowed In The Sea」
マーティン:「Fairytale Of New York」を書こうとした。もちろん、あのレベルには達してないけど、口笛で吹きたくなるようなメロディができたんじゃないかな。

12.「Twisted Logic」
マーティン:重くて暗くて、怒ってる。メロディはあまりないけど、そんなことどうでもいい。フェア・トレードやある指導者たちについて、俺たちがどう考えてるか明らかにした。だから気に入ってる。

13.「Kingdom Come (Hidden track)」
チャンピオン:クリスがジョニー・キャッシュのために書いた曲。ライヴで録った唯一のトラック。
マーティン:ほかの人のために書いたものだから、隠れたトラックにしたんだ。それにアルバムの終わりに、ピッタリだからね。俺の親父が喜ぶと思うよ。彼はカントリーの大ファンだからさ。

『X&Y』は6月6日(月)、英国発売(日本ではすでに発売中)。バンドはこの日、アルバムのリリースに合わせロンドンの小さなクラブでショウを行なう。

Ako Suzuki, London
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