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↑  YoYoとGooFの2人からのメッセージ、さてどちらがどっち? その答えはこのビデオを観て、みんな覚えてネッ!!! |
――まず、YoYoさんとGooFさんの2人が出会ったキッカケは?
YoYo: 出会ったのは小学校5年のときに、同じクラスになったんですね。家も直線で50mくらいだから帰り道が一緒になって、それで遊ぶようになったかな。
――そんな小さい頃から知り合いだったんですね。
GooF: そう。で、学校帰り、当時流行っていたドリカムを人でハモりながら歌ったりして、2人とも音楽好きだったんですね。中学も同じところへ行って、中2のときにフォークソングにハマって、2人でギター買いましたね。
――その頃、どんな人の音楽を聴いていたんですか?
YoYo: 井上陽水とか、”神田川”とか。
GooF: 親父が聴いてたからね。だから俺らがギター弾いて、親父が歌ったりもしてたし。親父同士も同級生なんですよ、中学の。 ――家族ぐるみで友達なんですね。
YoYo: そう。だから2人で音楽やるのは自然な流れで。楽しんでやってましたね。
――で、今のようなヒップホップ寄りのスタイルになったのはいつから?
GooF: 中3頃かな、地元の高校生のお兄さんがラップをやっていて。で、デモテープを作ったんで、聴かせてもらったんですね。それに衝撃を受けて、そっから2人で真似し出した。
――中2で井上陽水、中3でヒップホップにいっちゃったと。
YoYo: そうですね~。でも、初めはヒップホップとか全然意識がなくて、ただそれが楽しくて真似してただけって感じ。
――でもヒップホップから別なところにいかずに、続いているっていうことは、やっぱり2人の中でしっくりハマっていったんですね。
YoYo: うん。とんでもないテープで、それが衝撃で、どこにもない感じで、でも笑いを誘う感じで。こういう人を楽しませるような音楽いいなって。で、最初に作った曲が「マジカル・バナナ」。まぁ、そのまま『マジカル頭脳パワー』のマジカル・バナナをただやってるだけってのなんですけどね(笑)。
――ところでSOFFetってユニット名の由来は?
GooF: これは2人で作った造語で、どこにもない言葉なんですけど。自分たちの音楽、どこにもないものを作っていきたいと思いで。見てくれとか、発音とか、自分たちのキャラクター、音楽性に合ったんじゃないかと。ノリと語呂のよさだけで付けたんですけど。
――ではGooFさんにお訊きしたいんですが、YoYoさんってどんな人ですか?
GooF: ん~。
YoYo: いいこと言ってよ!(笑)。
GooF: 性格は優しいですよ。たま~にヤクザ入ってるけどね、車乗ってるときとか(笑)。あと、頑張り屋。このアルバムのレコーディングのスケジュールが、結構タイトだったんですけど、でもカッコいいトラックとか作って、すごい!って思いましたね。
――では、YoYoさんから見て、GooFさんはどういう方ですか?
YoYo: 性格は……名前のとおり、お調子者。goofyって“お調子者”って意味なんですよ。そこから命名しましたからね。 GooF: 辞書によっては“間抜け”とか“トンマ”とかすごいの載ってるんですよ~。
YoYo: あとGooFは、詞の表現がうまい。すごく分かりやすいし、書き方がうまいしね。
――そんな幼なじみの2人が一緒に音楽をやってきて、感じるメリットってどこですか?
GooF: ツボが一緒ってところですかね。レコーディングやっても、周りの人が分からないようなところで、これはいいこれはダメ、カッコいい、カッコ悪いってツボは、完全一致なんです。それは長年一緒にやってきたからこそだと思う。 ――そして、8/20に1stアルバム『Carnival』が出るわけですが、何かテーマはあったんですか?
YoYo: 最初からカーニバルなものにしようってのは決まってたんです。1枚にいろんなものが入っていて、テンコモリなイメージ。1枚通して聴く人もいろんな感情でいられるようなのでいるといいなって。豪華な感じで楽しくてって。 ――まさにSOFFetの音楽って、明るくて楽しい曲から、しんみりした歌ものもあったりしますが、歌詞に関しては強いメッセージを打ち出すよりも、自身の環境だったり恋愛の話だったりが多いですね。
YoYo: そうですね、自分が経験したことじゃないと。常に等身大で。で、聴く人にとっても自分に身近なところだと楽しめるんじゃないかなって。そういうところを書いていきたいですね。
――歌詞はみんな実体験、リアルな話を書くんですか?
YoYo: そうですね。物語のもあるんですけど、感情としては自分が体験したものから、物語を作るって。昔を思い出すにしても。
――イントロ、アウトロを含め全14曲収録ですが、今、自分のなかでヒットな曲ってどれですか?
GooF: 僕は「プレミアム☆デート」ですね。これは……ただ単に好き。
YoYo: 僕もそう。いつも2人で話してるんですけど、“この曲、やばい…!”って。
Goof: “聴いたことない!”ってね。男心を本当に上手く歌えたなって。
YoYo: うんうん。あと、ギタージャズをラップで組み合わせるっての前からやりたくてね。
――「足跡」ってのは歌モノで、また違う意味で耳を引いたんが、こういう歌ものもSOFFetのなかでもすごくアリなものなんですか?
YoYo: はい。こういう曲も前からすごく作りたかったんですよ。表現方法はなんでも……アリって感じで。ラップだったり歌だったり、両方混ぜたものもなんでもあり。そのほうが楽しいと思うんです。僕たちが表現したものがSOFFetのことでありたいなと。
――じゃぁ、今後、バンドみたいな形態をとるかもしれない? ギター、ドラム、ベースで2人が歌うとか。
YoYo: ああ、そういうのもやりたいですね。ライヴとかでも。
――そういう意味でもSOFFetはジャンルレスな感じですが、今立ち位置としてはヒップホップってところにいますよね。
YoYo: いや、自分達、そういうつもりはないですよ。括るとしたらラップとかヒップホップって枠組みに入っちゃうと思うんですけど、自分達は本当、なんのジャンルでも……ポップでもなんでもいいんです。で、聴いた人がこれはヒップホップだって思えばそれでいいし、はい。とにかく楽しんでもらえれば括りはなんでもいいです。
取材/文●星野まり子
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