1stアルバム『ゼロへの調和』リリース 総力特集INTERVIEW 2

2005.06.15 10:34

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阿佐:中原とはまた違った意味で、自分とはまったく反対の人間。考えてるところは一緒なんですけど、見方がちょうど反対というか。俺が右から見てたら、真戸原は左から見てたり。俺が熱くなってるときに、冷静だったり。性格的には、明るいものも暗いものも、全部自分で背負い込んで溜め込んで、その溜め込んだエネルギーをどうすんのかな?と思ってると、ドーンッて急に(笑)。




真戸原:ふははは。



阿佐:考えをまとめて整理をつけてからじゃないと口に出さない。昔っからそうでしたね。



中原:音楽やってるときは真面目ですよ(笑)。酒呑んでると熱くなるし。“俺について来い”っていうタイプじゃないけど、“こんなコトしてる場合じゃないよなぁ”とか、涙ぐみながら(笑)。僕が寝ちゃったら、どっかから布団持って来てくれたり。イイ奴です。



谷口:すーごいいろんなとこから物を観れる人なんですよ。たとえば、私が何か1個言ったら、そのことに対して答えるんですけど、でもこういう考え方もあるし、こういう考え方もあるよって。だから、いろんなことに気付かされるっていうか。歌詞書いてる人だけあって、すっごい物の見方が人と変わってる……人と違ったところからも見えるんかなぁ。おかげで私も柔軟になれます。












谷口:自分の楽器に対してのワガママを、私も中原もお互いに言い合える。人柄的にも、何でも言いやすいです(笑)。



阿佐:すーごい几帳面で、AB型らしい。ありがたいんですけど。



真戸原:機材を車に積むときにすっごいキレイに積めるしね(笑)。




――譜面の書き方が細かいとか。



谷口:あ~、細かい!



真戸原:ムードメーカーだと思いますね。人柄がそのまま音楽につながってると思うし。4人いる中での自分はどう存在するかっていうのを、一番考えてるんちゃうかな。



阿佐:あと、もらい上手。レコード会社の社長からパソコンとか、グッチのペンダントをもらいましたからね、中原だけ。

中原:「中原おるから、あげる」って。



スタッフ:「そのペンダント、カッコイイですね」って誉めてた(笑)。



谷口:そういうことしてたんだぁ(笑)。






















谷口:阿佐くんはよう見てますね、人のいろんなところを。人一倍気がつくし、視野が広くて物知り。それで柔軟やし、選択肢をいっぱい持ってる。



中原:アレンジとかしてても、とんでもないものが出てくる。行き詰まったときの調味料的なというか……ガツッと視野を広げていけるような…………地雷みたいな存在。




一同:地雷!?



中原:破壊系じゃなくて、温泉掘り当てるかもしれないような。



――起爆剤?



中原:それ! そういう面もありつつ、こだわりがすごいあって。うどんしか食べないとか(笑)。



真戸原:最近あらためて、こいつはめっちゃギター小僧やなと思いますね。自分を表現できるものを一個みつけて、すげぇ遊び続けてるなぁって。あとは、もう本当に付き合いが長いんで、言葉にせんとも一番最初に理解してくれるんやろなと。



――子供の頃と変わった部分てありますか?



真戸原:お互い変なプライドがなくなって、前よりも話しができるようになりましたね。…あ、小学校の頃とかお互いの家に泊まりあったりするじゃないですか? そのときに妄想野球とかしてたな(笑)。だいたい7回裏から始まるんですけど(笑)。まぁ、そんな頃から一緒にいるんで、嘘はつけないです。












中原:なんやかんやで音楽歴が一番長いんで、いろいろ助けられていますね。お互いにリズム帯なんで、アイデア出しとか。あと、性格が明るい(笑)。



阿佐:すごく感情的ですね。楽しかったら楽しいドラムを叩くし。でも曲作りのときはすごく冷静で。ドラムっていう音程がない楽器を、どやってメロディに乗せるかっていうことにはすごくストイック。



谷口:たしかにドラムには音階はないけど、自分の中ではあるんですよね。



真戸原:谷口に関してはね、アンダーグラフが青春時代をかっさらってるんでね(笑)。ドラムにしてもコーラス・ワークにしても、がっつり捧げてくれてますね。普段はけっこう…適当に考えてるんやけど、ドラムとか音楽に関することだとやたら几帳面やったり。



谷口:自分が好きでやってたことなんでね。これが青春です。

取材・文●望木綾子



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