ラグフェア、CD発売記念ロング・インタヴュー第二部
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() 奥村政佳: ヴォーカル パーカッション
|
──レコーディングでは、緻密にアレンジをしてから録っていくんですか。
加納:そうですね。でも1曲だけものすごく大雑把に作ったのがありますよ。「Dip! Dip! 土屋:アレンジができない僕が作ったからですよ。いろいな複雑なことをやるというアカ ──今回のアルバムでは、アコースティックギターやストリングスなどが入る曲もありま 引地:楽器があると安心ですね。 土屋:楽器が入ることによってアカペラらしさがなくなるぶん、どこでRAG FAIRらしさを 荒井:楽器を入れ始めたのが’02年10月の「あさってはSunday」からです。どう入れるかは 引地:歌ってるところに楽器が遊びに来ました、みたいな。 ──楽器のオケが先ですか? それともアカペラを先に作って、そこに楽器を足していく 奥村:基本的には楽器が先です。ピッチの問題があって、楽器のチューニングに声を合わ 加納:声に合わせて楽器を録ろうとすると、楽器にチューニングを変えなきゃならないで 土屋:昔は逆もあったんですよ。ビックリでした。コーラス録ってからリズム入れたこと 加納:全員がヴォーカルっていうのが、レコーディングで面白く出てきますね。奥村君は 奥村:スネアのピッチとか、周りを聴きながら打った方がしっくりくるんですよね。馴染 ──加納さんのベースパートも、そういう風に後で録り直すんですか? 加納:これは有無を言わさずというカンジで一番最初に録るんです。リズムと音の基準が 土屋:加納君は崩れていないという信頼度がありますから。崩れてないもんだと思って、 加納:一回録っちゃうと修正がきかないんですよ。それを基に皆が作っちゃうから。「あ 土屋:うちは、ベース、ドラムス、コーラスっていう順番に録るんです。普通はドラムが ──どういう形で曲を持ち寄ってくるんですか? 奥村:フレーズ集のように持ってくる人もいれば、歌詞も作ってアレンジもして持ってく 土屋:奥村君はほとんど自分で全部やって持ってきます。 奥村:ひとりアカペラで。 土屋:でも、全部やってもらわなきゃ困るっていうくらい独創的なんで(笑)。最初は理 奥村:全部多重録音で録ってくるんです。家にマイクの置いてある防音室があるんで、そ 土屋:あり得ないときがありますもん。でもあり得ないものを貫き通すと、あり得ること 奥村:アルバムでは「A.MAZE」です。72拍目に元に戻ってくるっていう。リズムとコーラ 引地:え、偶然だったの? 狙って作ったんじゃないんだ(笑)。それは衝撃的だな。 奥村:うん。「あ、気持ち良い」みたいな。「きたーっ」みたいな。「こうだこうだ」って。 全員:爆笑 土屋:だから逆に知識を身につけて欲しくないなって、身内としては思いますね。 奥村:勉強する気ナシ! 引地:いやそれはどうだか(笑)。ま、6人のうち一人くらいはそんなのがいてもいいか
|
||















