カヴァー作インタヴュー

2004.05.01 10:00

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インディゴ色に染められたロックの名曲カヴァーに迫る。

そして「Netz Music Talk」収録現場に潜入!




只今この夏にリリース予定のニュー・アルバムを制作中のthe
Indigo。

その新作には、2月にリリースした洋楽カヴァー・アルバム『My
Fair Melodies 2』での

“実験的試み”の成果が反映されているのだそう。

“意外性のあることをやろう”と、インディゴから一番遠いところにあるロックの名曲たちを

インディゴ色に染め上げた本作について訊いてみた。

さらに、5月1日からスタートした画像付きインターネット・ラジオ「Netz
Music Talk」の、

第1回ゲストとして出演した際の収録現場にもお邪魔してきました!










オリジナルを作るときよりもプレッシャーがあった























COVER ALBUM



『My Fair Melodies 2』

2004年2月18日発売

GNCZ-1001 \2,310(tax in)




1. Satisfaction

 (The Rolling Stones)

2. Get It On (T-Rex

3. Sunday Morning

 (Velved Underground)

4. 名前のない馬 feat.エマーソン北村 (AMERICA)

5. Jump (Van Halen)

6. 高校教師 (POLICE)

7. ラビン・ユー・ベイビー

 (KISS)

8. Little Wing-Album Version-

 (Jimi Hendrix)

9. Satisfaction(Can’t No Satisfaction
Dub)





――意外な楽曲ばかりですが、選曲の基準は?



市川裕一(コンポーズ&アレンジ/以下、市川):
最初のカヴァー・アルバム(『My Fair Melodies』/’02年2月リリース)とは違った視点でっていうことで、意外なことをやろうと。それで、インディゴから一番遠いロックということで。しかもカヴァーって原曲がわからないと面白くないから、誰でも知ってる超有名なロックの名曲を。で、まず何をやろうか?ってなったときに、ジミヘンが挙がって。あの凶悪な世界っていうか、飛んじゃってる世界(笑)。



田岡美樹(Vo/以下、田岡):前に出てるシングル「I Do!」のカップリングで「Little
Wing」をやったんですけど、その頃にはまだ全曲のラインナップが決まってなくて。それから“これならいけるんじゃない?”みたいな感じで、やりながら曲を選んでいった感じですね。




――難しかった曲はありますか?



田岡:
「Sunday Morning」…あ、「高校教師」かなぁ。



市川:
「Sunday Morning」かな。リズムだけで音程がない部分が多いんですよ。それをどう解釈するんだ?っていうところで。リズムをとるのかメロディをとるのか…で、ちょっと作らせてもらったんですけど(笑)。



田岡:
三拍子になっててね。



市川:
今回のカヴァーは、ぜひ原曲と聴き比べてほしいですよね。とくに「Jump」とか。



――最初、「Jump」だって気がつきませんでした。



田岡:
ほんとにねぇ。(インディゴの)オリジナル?みたいな(笑)。



市川:
ロックファンを裏切る感じで。「Satisfaction」を軽い感じにしてみたりとか(笑)、「Get
It On」を重たいR&Bにしたりとか。




田岡:
歌い手よりは、バックトラックを作る市川さんのほうが、すごい大変だったでしょうね(笑)。オリジナルを作るときよりもプレッシャーがあるというか。名曲なだけにね。



市川:
ネタ探しが大変なんですよ。これは「Get It
On」に使ったから他の曲では使えない、とか。料理みたいなもんで、違うメニューを作らなきゃいけない。献立を考えていく感じでしたよ(笑)。




――それはオリジナル・アルバムを作るときとは違う感覚ですか?



市川:
違いますねぇ。ただ、外しちゃいけないのはベーシックなところで。インディゴの音ということで、次に繋げる、次のオリジナル・アルバムに活かせる、そういう要素を出そうかなぁと思ってて。



田岡:
『GLIDER』(’03年9月リリース・アルバム)でできなかったことを、これで実験的にやってみて、次のアルバム作りに入ってるんですよ。



市川:
このカヴァーで実験させてもらいながら作って。7月に出るアルバムにも反映されてる部分もあると思います。


取材・文●望木綾子


















「Netz Music Talk」収録現場レポート




































本番前の打ち合わせ中。周りには大勢のスタッフがいます。










打ち合わせをしながら何やらメモをとっている田岡さん。










本番を始めようとしたら…










ボンスコボンスコボンスコココッと突如鳴り響いた太鼓の音に、一同振り返る。










ボンスコッの正体はジャンベでした。











































窓の外に見える満開の桜に思わず感動。すかさずパチリッ!と自前のカメラで撮影中の田岡さん。









外から見るとこんな感じ。市川さんも笑顔がほころんでいます(^o^)








そんなこんなで収録は和やかに進行していき、楽しいお話をたくさん聞くことができました。





the Indigoの二人がゲスト出演している

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