エミネムの母親がデトロイトの“8マイル”ロードで襲撃される

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映画『8マイル』の舞台となったデトロイト北部の8マイル・ロードでエミネムの母親、デビー・ネルソン(49歳)がカージャックにあったとAP通信が伝えている。彼女は1月22日(木)11時30分頃、8マイル・ロード近くのガソリンスタンドで愛車ホンダ・アコードの車中にいたところ、銃を持った男に車から降りるよう脅された。犯人は奪った車で逃走したが、交通渋滞に巻き込まれ、車を乗り捨てて徒歩で逃走しようとした際、現場から数分離れた7マイル・ロードで逮捕された。彼女に怪我はなく、車も無事だった。

逮捕されたのは近くに住むジェームス・アントニオ・ノット(16歳)。彼は襲った女性があのエミネムの母親だとは知らなかったと警察に話している。オーク・パーク警察の巡査部長、フランク・スローンは「これは手当たりしだいに適当な車を狙った事件で、この辺ではよく起こる」と話している。犯人は10代の少年だが、カージャックと武装強盗の罪で成人と同じ法律が適用される。

以前からエミネムとの確執が伝えられ、息子と同様に有名になった母親のデビーだが、長引いていた2件の名誉毀損訴訟はすでに解決している。昨年公開された映画『8マイル』では、キム・ベイシンガーが彼女の役を熱演した。デビーは今回の事件について「息子とは連絡がつかず、彼がこの街にいるずがない」と地元のテレビ局、WXYZに語った。

関連ニュースでは、エミネムの元妻、キンバリー・マザーズが麻薬の罪で禁固刑を免れ、2年間の保護観察期間を命じられた。彼女は昨年6月、コカインの所持容疑で逮捕。12月初旬にミシガン州マコム郡裁判所で、重罪と軽罪の各1件について罪を認め司法取引に応じた。

デビュー以来、訴訟、人種差別発言、また、政治、文化、といった面でも様々な物議を醸している人気ラッパーのエミネム。今後も彼の周囲には騒ぎがつきまといそうだ。

T.Kimura
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