笹川美和、初のソロ・ワンマン・ライヴ、赤レンガで熱唱

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笹川美和が1/17(土)、初となるソロ・ワンマン・ライヴを横浜赤レンガ倉庫の赤レンガホールで行なった。当日は雪の中、ソールド・アウトとなったこの公演を見に多くのファンが集まり、ホールは満員となっていた。選曲は2003年11月発売の1stアルバム『事実』からの曲を中心に、“天女の歌声”と言われる美声を響かせた。シングル曲「笑」「金木犀」のほかインディーズ時代の曲も披露し、とくにアンコールだった「金木犀」では会場中がしんみりと聴き入った。“ライヴは苦手”と言いながらも“2004年の初ライヴを皆さんにお見せできてうれしい”と挨拶。ときに朴訥としたMCをはさみ、現在も住んでいる故郷新潟の話などで会場を沸かせた。演奏は2つのエレアコをメインに、ベース、ドラム、キーボードという編成。これに曲によってピアノとストリングスが加わり、ラストの「願いごと」など3曲では笹川が自らピアノの弾き語り。シンガーソングライターとしての原点を感じさせた。声質のおいしいところを活かすためか、ミディアム・テンポのやや似た曲調が多いのが若干気にかかったが、楽曲のスケール感、歌唱の表現力、そして声質のストリングスやピアノとの相性は抜群で、ライヴ活動も大いに期待できそうな可能性を感じさせてくれた。

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