【速報】渋谷が揺れた! タワレコ屋上ライヴで見せつけたKICK THE CAN CREWの素の魅力

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8/6にリリースされた「性コンテニュー」からベスト盤、アルバムを含めて7枚連続リリースで話題を呼んでいるKICK THE CAN CREW(以下、キック)。そんな彼らが、9/17、3連休のド真ん中で賑わう渋谷のタワーレコード屋上で9/10に発売された第2弾目シングル「GOOD MUSIC」を記念してライヴが行なわれた。このタワレコ屋上でのライヴはSPEED、GLAYなど限られたアーティストのみしか行なわれていないスペシャル・ライヴ。観客は抽選の中からの招待制だったが、そのライヴの模様がリアルタイムに渋谷の街頭ヴィジョン全10ヶ所でも放送され、若者で賑わう渋谷全体にキックのサウンドが届けられた。

ほとんどオンタイムでDJ SHUHOが登場し、イントロのサウンドが鳴り出すと、クレヴァの声が姿なしで響き渡り、待ってましたと会場からはものすごい歓声。しょっぱな「BREAK3」でクレヴァ、MCU、リトルが挨拶代わりにそれぞれスキルフルなフロウを披露。観客は少しでも前へとかなりの押し合いで、クレヴァが「押さないように…」と気づかう言葉が多々でるほど会場は爆発寸前だった。それほど、人気上昇中のキックをこのようなステージとフロアが近い会場で観れることはファンにとってかなり貴重なのだ。2曲目の「地球ブルース~337」が始まると観客もぴったりサウンドと一体化して屋上がガンガンに揺れる、揺れる…。筆者もかなり不安になるくらい揺れていたが、タワレコで買い物をしていたお客さんは地震かと思ったに違いない。キックは長年続けているイベント<ダイナマイト>や小さなクラブ・イベントでパフォームしてきただけあって、こういった場所でのライヴはやはりメンバーの表情が活々としていた。それと同時に見事なまでの安定したパフォーマンスと、作品以上に伝わってくる個性的な3MCの存在が、やはりライヴこそがキックの素の魅力であると確信する。中盤「性コンティニュー」に続いて新曲「GOOD MUSIC」では一際歓声があがり、フレッシュな曲だが“GOOD MUSIC”と言える確実な仕上りでフックの印象的なコーラスに酔いしれた。

途中からはちょっとした小雨が降りはじめたが、いつの間にか止んで、それと同時にあっという間に後半突入。最後のMCではツアー前売りの告知と共に、17日まで言えません…意味深な発言も……。そしてクレヴァが「もう最後なんだよね」といったときのブーイングもすごかったが、最後には3曲披露。「sayonara sayonara」から「アンバランス」といった流れが、別れを惜しむように、全7曲あっという間に幕を閉じた。

今日いけなかった人も、年末に行なわれる全国アリーナ・ツアーは必見! その優先予約がキックのオフィシャルHP(http://www.kickthecancrew.com/)で9/15(月・祝)のみ発売されるようなのでそちらは要チェックだ!
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