1万人を集めた<横浜レゲエ祭>の熱~いレポート到着!
8月23日(土)横浜レゲエ祭2003@横浜八景島シーパラダイス
横浜はこの日、前日までの曇天がウソのようなド・ピーカン! 冷夏で太陽が顔を覗かせることが少なかった最近のお天気模様を考えるとレゲエファンの晴れ男/晴れ女率が高いってジョークはあながちハズレじゃないかも!? 会場となった八景島には“<横浜レゲエ祭>ご一行様”の札が下げられた観光バスの行列が……。誇張でもなんでもなく日本全国からファンが集まっていた。その数ナント1万人! <横浜レゲエ祭>は、横浜をベースに世界で活躍するサウンド・システム・クルー、MIGHTY CROWNが'95年から続けているジャパニーズ・レゲエの祭典だ。最初は150人程の小さなイベントだったが、レゲエ人気が沸騰した'03年、1万人規模の初・野外公演を開催する運びとなった。
DRY&HEAVYの登場で入り口に溢れる多くのファンたちがぶっ放すファイアクラッカー(爆竹)のガンショットがあちこちからパンパンパンパン!!(気が早えっつうの!)。バンドがHOME GROWNにバトンタッチするとDJ・シンガー陣がステージに現われる。GUAN CHAI&MAJI MAN、PAPA U-GEEからNANJAMANへ。ベテラン兄貴たちのステージングは余裕すら感じさせる貫禄あるものだった。特にNANJAMANの喉のブ厚さと人間味のある不良イズムにしびれるルードボーイが続出。人気者YOYO-C、MOOMIN、MINMI(レゲエ祭初見参!)のおなじみヒット・チューンが続き、会場のあちこちから歓声と合唱が入り乱れた。
短いステージの合間ごとにMIGHTY CROWNのサウンド・タイムが設けられ、ウィットに富んだMCと選曲で巧妙さを見せつける。客との駆け引きの上手さこそが彼らの醍醐味だ。昼間のイベントとあってリアル・キッズの姿もちらほら見受けられたが、初めて触れるであろうダンスの現場の雰囲気に戸惑いつつも、そのマナーとエッセンスを吸収する様が印象的だった。
大阪MIGHTY JAM ROCKの3DJ、JTB(JUMBO MAATCH・TAKAFIN・BOXER KID)の鮮やかなマイクリレーに心酔、PAPA Bの小粋なスタイルとマシンガン・フロウにガンフィンガーを突き上げまくった後、H-MANが登場。ハイライトは「星に願いを」。MAMA-Rが歌うパートでは暗くなった会場にライターの明かりが灯り、サビでは「カマゲン!」の嵐。彼のエンターテイナーぶりに観客も笑顔で応える。そしてみんなのお待ちかね、RYO the SKYWALKER「FREE」、PUSHIM「I WANNA KNOW YOU」、「FOREVER」でしっとり……。そのパワフル&オリジナルなステージで各々の人気と格の違いを見せつけた。
トリを務めたのはFIRE BALL。録音物とは一味違った“生”の魅力を感じられるステージ。10年以上というキャリアはダテじゃないと言わんばかりの見事なユニゾン。ダンスホールの楽しさのみならず、タフで真摯なメッセージを発する姿勢にも好感が持てた。最後はラバダブでランキン・タクシーや三木道三が登場するシーンも! しかし、この日の一等賞は誰がナンと言おうとHOME GROWN! 最新ヒットリディムから各アーティストの伴奏まで完璧にこなし、DJ/シンガーの「ホードン!(止めて)」「コマゲン!(も、一回)」なんてリクエストにも臨機応変に対応してみせるプロフェッショナルぶり。やっぱNo.1ダンスホール・レゲエバンドっす。Big Up!
★FIRE BALL & HOME GROWNのPVも観れる、レゲエ特集はこちら
http://contents.barks.co.jp/2003reggae/
横浜はこの日、前日までの曇天がウソのようなド・ピーカン! 冷夏で太陽が顔を覗かせることが少なかった最近のお天気模様を考えるとレゲエファンの晴れ男/晴れ女率が高いってジョークはあながちハズレじゃないかも!? 会場となった八景島には“<横浜レゲエ祭>ご一行様”の札が下げられた観光バスの行列が……。誇張でもなんでもなく日本全国からファンが集まっていた。その数ナント1万人! <横浜レゲエ祭>は、横浜をベースに世界で活躍するサウンド・システム・クルー、MIGHTY CROWNが'95年から続けているジャパニーズ・レゲエの祭典だ。最初は150人程の小さなイベントだったが、レゲエ人気が沸騰した'03年、1万人規模の初・野外公演を開催する運びとなった。
DRY&HEAVYの登場で入り口に溢れる多くのファンたちがぶっ放すファイアクラッカー(爆竹)のガンショットがあちこちからパンパンパンパン!!(気が早えっつうの!)。バンドがHOME GROWNにバトンタッチするとDJ・シンガー陣がステージに現われる。GUAN CHAI&MAJI MAN、PAPA U-GEEからNANJAMANへ。ベテラン兄貴たちのステージングは余裕すら感じさせる貫禄あるものだった。特にNANJAMANの喉のブ厚さと人間味のある不良イズムにしびれるルードボーイが続出。人気者YOYO-C、MOOMIN、MINMI(レゲエ祭初見参!)のおなじみヒット・チューンが続き、会場のあちこちから歓声と合唱が入り乱れた。
短いステージの合間ごとにMIGHTY CROWNのサウンド・タイムが設けられ、ウィットに富んだMCと選曲で巧妙さを見せつける。客との駆け引きの上手さこそが彼らの醍醐味だ。昼間のイベントとあってリアル・キッズの姿もちらほら見受けられたが、初めて触れるであろうダンスの現場の雰囲気に戸惑いつつも、そのマナーとエッセンスを吸収する様が印象的だった。
大阪MIGHTY JAM ROCKの3DJ、JTB(JUMBO MAATCH・TAKAFIN・BOXER KID)の鮮やかなマイクリレーに心酔、PAPA Bの小粋なスタイルとマシンガン・フロウにガンフィンガーを突き上げまくった後、H-MANが登場。ハイライトは「星に願いを」。MAMA-Rが歌うパートでは暗くなった会場にライターの明かりが灯り、サビでは「カマゲン!」の嵐。彼のエンターテイナーぶりに観客も笑顔で応える。そしてみんなのお待ちかね、RYO the SKYWALKER「FREE」、PUSHIM「I WANNA KNOW YOU」、「FOREVER」でしっとり……。そのパワフル&オリジナルなステージで各々の人気と格の違いを見せつけた。
トリを務めたのはFIRE BALL。録音物とは一味違った“生”の魅力を感じられるステージ。10年以上というキャリアはダテじゃないと言わんばかりの見事なユニゾン。ダンスホールの楽しさのみならず、タフで真摯なメッセージを発する姿勢にも好感が持てた。最後はラバダブでランキン・タクシーや三木道三が登場するシーンも! しかし、この日の一等賞は誰がナンと言おうとHOME GROWN! 最新ヒットリディムから各アーティストの伴奏まで完璧にこなし、DJ/シンガーの「ホードン!(止めて)」「コマゲン!(も、一回)」なんてリクエストにも臨機応変に対応してみせるプロフェッショナルぶり。やっぱNo.1ダンスホール・レゲエバンドっす。Big Up!
★FIRE BALL & HOME GROWNのPVも観れる、レゲエ特集はこちら
http://contents.barks.co.jp/2003reggae/
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