<FRF'03>熱狂のRed Marqueeから1年──着実な成長を見せたザ・ミュージック
間違いなく去年のFUJI ROCK FESTIVAL '02で最も名を上げた新人バンドのひとつがこのTHE MUSICだろう。NMEなど欧州プレスで絶賛されたこともあり、ここ日本でも耳の早いリスナーには注目されていた。彼らは日本盤発売前から輸入盤EPが外資系CDショップなどでヒットを飛ばしていた。
昨年のステージでは、新人離れした完成度の高い楽曲群、グルーヴを感じさせる演奏、さらには何を食べたらそんな声が出るんだ!? という超高音ヴォーカルでRed Marqueeを熱狂させ、入場規制にまで追い込んだのだ。その場を自分の目で目撃しながらも、Green Stageでやると聞いたときは、正直彼らにしてはステージが大きすぎると思ったものだ。
しかし実際のライヴを見るとそんな懸念は吹っ飛んだ。グルーヴ感あふれるうねるギター、オーガニックにビートを刻むリズム隊、そしてVo.ロバート・ハーヴェイの地声ともファルセットともつかない超・高音ヴォーカルがGreen Stageに響き渡たると、モッシュピットだけでなくステージ・エリア全体が揺れだした。クライマックスはヒット・シングルの「PEOPLE」と「TAKE THE LONG ROAD ANT WALK IT」。イントロからGreen Stage全体がどよめき、White Stageに向かう人も足を止めて踊りだす。
去年よりすでに新人らしからぬふてぶてしさ、妙な落ち着きと貫禄を持っていたが、一層の成長を感じさせ、最高のステージを披露してくれた。
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昨年のステージでは、新人離れした完成度の高い楽曲群、グルーヴを感じさせる演奏、さらには何を食べたらそんな声が出るんだ!? という超高音ヴォーカルでRed Marqueeを熱狂させ、入場規制にまで追い込んだのだ。その場を自分の目で目撃しながらも、Green Stageでやると聞いたときは、正直彼らにしてはステージが大きすぎると思ったものだ。
しかし実際のライヴを見るとそんな懸念は吹っ飛んだ。グルーヴ感あふれるうねるギター、オーガニックにビートを刻むリズム隊、そしてVo.ロバート・ハーヴェイの地声ともファルセットともつかない超・高音ヴォーカルがGreen Stageに響き渡たると、モッシュピットだけでなくステージ・エリア全体が揺れだした。クライマックスはヒット・シングルの「PEOPLE」と「TAKE THE LONG ROAD ANT WALK IT」。イントロからGreen Stage全体がどよめき、White Stageに向かう人も足を止めて踊りだす。
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