エミネム、中学時代のいじめっ子との名誉毀損裁判で来月法廷へ

Eminemが５月30日、100万ドルの名誉毀損裁判で自らを弁護するためにミシガン州マコム郡巡回裁判所に出廷する。この訴えはDeAngelo Baileyによって起こされたもので、和解が試みられていたが不成功に終わった。

'01年12月に始まったこの訴訟でBaileyは、Eminemが彼のことを中学校時代のいじめっ子で天敵だったと述べたために名誉が損なわれ、売り出し中だったラッパーとしてのキャリアに傷がついたと主張。また、Eminemは人気を得ようとしてそう言ったと断言している。

Eminemは『The Slim Shady LP』の中の曲「Brain Damage」で元クラスメートのBaileyに触れ、曲の中で次のようにラップしている。

“DeAngelo Baileyという名の太っちょに毎日いじめられた／中２のときで、奴の親父がボクシングをやってたんで、そいつはやたら攻撃的に振る舞っていた／毎日、俺をド突いてロッカーに押し込み／ふてぶてしい態度で殴っては服従させた／俺は便器で頭をガンガン叩かれ、鼻を折った／服が血で染まり、奴は俺をつかんで、喉元を絞めた”

Baileyの弁護士Nicholas Hanzesは'01年、Detroit Free Press紙に対しBaileyがEminemに嫌がらせをしたことは一度もないと語っている。「Baileyは、日常的にEminemに嫌がらせを加え、ロッカーの中に押し込んだり、また、曲にあるような暴力的な争いに関わったという内容を全面的に否定している」

Yves Erwin Salomon, NY (C)LAUNCH.com