“COME BACK AROUND!!” 復活のFEEDER、渋谷CLUB QUATTROライヴレポート

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“COME BACK AROUND!!” 復活のFEEDER、
渋谷CLUB QUATTROライヴレポート


'02年1月のドラムのジョン・リーの自殺という悲劇を乗り越え、
10月には4thアルバム『Confort In Sound』をリリース。
すでに本国UKでツアーを行ない、日本では大阪、名古屋、東京でライヴを行なったFEEDER
'03年はヨーロッパを中心に精力的にツアーを行なう予定だ。

そんなFEEDERの日本公演最終日、3月24日渋谷CLUB QUATTROの模様をお伝えする。

⇒タカ・ヒロセインタビューはこちら(03/03/25)

ヘヴィなギターに切ない美メロ、FEEDER節は健在!

 セットリスト

FEEDER 2003/03/24
渋谷CLUB QUATTRO


01.Come Back Around
02.We Can't Rewind
03.Insomnia
04.Turn
05.Quickfade
06.Forget About Tomorrow
07.My Perfect Day
08.Godzilla
09.Child In You
10.Summers Gone
11.Just The Way I'm Feeling
12.Seven Days In The Sun
13.Buck Rogers
14.Waiting For Changes
15.Moonshine

【ENCORE】
16.Love Pollution
17.High
18.Comfort In Sound
19.Find The Colour
20.Just A Day

インタビュー映像


インタビュー映像を見る
来日時にキャッチしたTAKAのコメントです!

最新アルバム


『Comfort In Sound』

ポニーキャニオン
PCCY-01623 2,548(tax in)

1.Just The Way I'm Feeling
2.Come Back Around
3.Helium
4.Child In You
5.Comfort In Sound
6.Forget About Tomorrow
7.Summer's Gone
8.Godzilla
9.Quick Fade
10.Find The Colour
11.Love Pollution
12.Moonshine
13.Opaque*
14.Emily*
*日本盤ボーナストラック


 PRESENT

FEEDERのタカ&グラント2人のサイン入り生写真+色紙のセットを2名様にプレゼントいたします。
応募はこちらより! 

※応募〆切は2003年4月30日です。

給料日前の月曜だというの満員御礼、SOLD OUTを出した東京公演。日本ツアーの締めくくりとなるこの日の渋谷CLUB QUATTROは歩くのも容易でないほどの混雑で、ドリンクを買ったりトイレに行くのも一苦労だった。

FEEDERは元々、作詞・作曲のほとんどを自ら行なうグラント・ニコラス(Vo&G)、日本は岐阜県出身のタカ・ヒロセ(B)、そして亡くなってしまったジョン・リー(Dr)という3ピース編成だった。しかし、今回のツアーでは、ドラムに元スカンク・アナンシーのマーク・リチャードソンを迎え、さらにサポート・ギタリストとして、2ndアルバム『Yesterday Went Too Soon』のツアーにも参加したディーン・テディを招いている。

グラント UKツアーの疲れも見せず、力強い歌声を披露したグラント
(C)Yuki Kuroyanagi

Smashing PumpkinsのBGMが流れる中、予定時間の午後7時から20分ほど遅れて、メンバーが入場。割れんばかりの歓声が迎える。言葉少なに、最新アルバムからの1stシングル「Come Back Around」がスタート。速いリズムとエッジの効いたギターに乗せて“Come Back Around(戻って来いよ)”と繰り返すサビは、まるでジョンに呼びかけているようで、オーディエンスもいきなり引き込まれる。

続いて「We Can't Rewind」「Insomnia」「Turn」と、切なく美しいメロディとハードなバンド・サウンドが同居した、FEEDER節を聴かせてくれる。セットリストも新旧織り交ぜたバランスのよいもので、「ライヴでこれを聴きたい!」とファンがリストアップするような人気曲のオンパレード。オーディエンスを休ませない。とくに、「My Perfect Day」「Seven Days In The Sun」「Buck Rogers」などは、オーディエンスが一体になって跳んだり揺れたりジャンプしたりと、大きな盛り上がりを見せた。

ライヴ風景
以前と変わらない、激しいライヴ・パフォーマンスを見せてくれた。 (C)Yuki Kuroyanagi

スタート時のテンションのままライヴも終盤を迎え、アンコール1曲目はグラントが「Love Pollution」をアコースティック・ギターで弾き語り。ラストから2曲目の「Find The Colour」は、日産エルグランドのCMソング。曲を紹介するとき、グラントがうれしそうに「エルグラント、エルグラント」と連呼していた姿が印象的だった。そして、ラストはゲーム「グランツーリスモ」のBGMにもなった人気曲「Just A Day」。イントロのリフからギターでグラントが煽り、オーディエンスは「チュッチュルッチュー」のイントロを大合唱、大興奮だった。

ジョンの死の約半年後にリリースされた『Confort In Sound』は、よくいえば“しっとり”とした聴かせるタイプの曲が多く、より端的に言ってしまうと“悲しい”雰囲気の曲が多かったのも事実だ。しかし、ライヴに関しては従来通り、いやそれ以上に激しく、かつメロウな、完成度の高いパフォーマンスを見せつけてくれた。FEEDER完全復活の予感を確信に変えてくれたライヴだった。

取材・文●末吉靖永

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