『Don't Let The Cold In』 V2 Records Japan 2003年03月05日発売 V2CP-145 2520(tax in) 1 Don't give up 2 Menlo park 3 Teenage dreams 4 King of the bees 5 Stranger 6 Give it away 7 Silverspoon 8 No love 9 Turn back time 10 Magic 11 Don't let the cold in 12 Tomorrow not today 13 The birds 14 Sunday V2 Records Japanの マイルス、オフィシャル・サイト | 全ての画像と文章の無断転用を禁止します | ――前作をリリースした後、どんな活動をしていたの? トビアス:9月~12月頃まではヨーロッパ各地でツアーをしていたよ。それから、ちょっと別々になって休むことにしたんだ。それまで4、5年間ぶっ続けで一緒にいたから、ちょっとブレイクが必要だなと思って。僕はイギリスに半年ぐらい滞在した。曲を書いたり、のんびりしたり、自分のソロプロジェクトを進めたり。'01年の5月にドイツでバンドが再結集して、新しい曲を書き始めたんだ。この曲作りに6、7カ月かかって。それでスタジオに入ってデモをレコーディングしたんだ。同時進行で、自宅で自分のソロ作品用のレコーディングも4、5曲した。それから、僕はミュンヘンに引っ越したんだよ。 ――新メンバーのニーナはどんな人? また、なぜ彼女をメンバーに決定したの? トビアス:ニーナは27歳で、ベジタリアンで、山羊座。で、前は別のバンドでプレイしていたんだ。彼女は本当にいい存在。新しい気持ちを吹き込んでくれたからね。今はこの4人でいることが本当に楽しいよ。 ――今まで男性だけだったMILESに、女性のニーナが加入したわけだけど、何か変化したことってある? トビアス:新しいメンバーは必ず新しい影響を与えるものだよ。前の4人のメンバーで10年くらい一緒にやって来ていたから……女性が加わったっていうことよりもね。実際に変わったのは、荷物を運ぶときに男手が減ったことかな。たまに辛いけど、でも大した問題じゃない。 ――前作に比べてエッジの効いたロック・ナンバーが多い気がします。今回はロックなアルバムでいこうというアイディアはもともとあったの? トビアス:前作は、僕たちにとってもいつもと違った作品だったんだ(編註:彼らは日本デビューの前にアルバムを2枚リリースしている)。バンドとしてレコーディングしたのではなく、スタジオであれこれアレンジすることに専念したからね。オーケストラも使ったりして。今回は「4ピースのバンド」ということに立ち返ってバンド・サウンドを全面に出したかった。4人の結束力を音に現したかったんだ。結果的に、みんなが「ロック」と呼ぶものになるべくして近づいたんだと思うよ。 ――アルバム収録曲はどういった経緯で作られたの? トビアス:うーん、僕らはもう20歳そこそこではなくて、20代後半にさしかかっていて、「人生がどんどん過ぎてゆく! どうしたらいいんだ!!」って焦ったりもして、自分が今まで正しい選択をしてきたかな? って悩んだり、後悔したり……だけど、そういう後悔は止めることにしたんだ。全て順調なんだよ。僕には素晴らしい彼女がいて、音楽を愛していて、バンドを楽しんでいて……ただただ、“すきま風を入れない(今回のアルバムタイトル)”ようにするだけさ! ――'06年にワールドカップが開催されるけど、もうドイツでは盛り上がっていますか? トビアス:今は、みんな結構リラックスしてるけど、ドイツ人にとってはサッカーは本当に重要なことなんだ。僕の友達なんかも週末ごとにスタジアムに行ったり、バーでテレビ観戦したりしているよ。スタジアムの建設も始まったしね。すごく高価なスタジアムなんだよ。何であんなに高価なものを建てるんだろうね。これからどんどん盛り上がるんじゃないかな。決勝戦のチケットも必ずとるよ。ミュンヘンの新しいスタジアムでやるからね。ワールドカップをスタジアムで観たことはないから、子供の頃からの夢なんだ。絶対行くぞ! |
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