マドンナ、“「American Life」のビデオは反ブッシュじゃない”

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Madonnaの「American Life」のビデオクリップの最後のシーンは、彼女がブッシュ大統領のソックリさんの膝の上に手榴弾を放り投げ、彼がそれでタバコに火をつけるというものだ。

Madonnaは物議を呼んでいるこのクリップについて、反暴力という自分のスタンスをユーモラスに表現しただけ、と語った。「自分が反ブッシュだってわけじゃなくて、思いっきり皮肉屋だってことよ」というのが、3月27日(火)に収録されたNBC『Access Hollywood』のインタビュー中の発言だ。

「あれは私流の平和への願いであり、私流の破壊兵器の転用方法、つまり手榴弾でいえば、それを全く無害に転用できたらって意味なの。暴力や戦争や破壊に代わる解決法を見つけたいっていう私の願いよ」

Madonnaは、レーベルからシーンの撮り直しを強いられたのではないかという問いに「ノー、ノー、ノー……誰にも何も言われなかったわ。自分の意志で変えたところはいくつかあるけどね。自分の言いたかったことは間違いなく言ってるわよ」と答えている。

「American Life」は、Maverick/Warner Bros.から4月22日に発売(日本発売は23日)される同名アルバムからの1stシングル。最近の『Radio & Records』ではCHR/POPチャートで“most added”の1位になり、68局にピックアップされている。

Madonnaは今後TV出演を予定しており、4月22日がNBCの『Today』とABC『Dateline 』、4月23日がABCの『Live! With Regis & Kelly』、4月24日がCBSの『Late Show With David Letterman』、そして同じく24日にはNBCのコメディドラマ『Will & Grace』にゲスト出演する。

また、NY市のDeitch Projects(76 Grand Street)では、Steven KleinによるMadonnaの写真展が入場無料で開催されている。作品は『W』誌の'03年4月号に44ページにわたって掲載されたもの。この写真展は5月まで開催される予定。

Jason Gelman, NY (C)LAUNCH.com
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