エミネムそっくりの銀行強盗、不自然なファッションが決め手となり逮捕

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珍しいリバーシブルのジャケットとウールの帽子を着用していたことが決め手となり、“Eminem強盗”とあだ名されていた犯人が、2月27日(木)にニュージャージー警察に逮捕された。

犯人はニュージャージー州ベルヴィルに住むMichael R. Hasuga(44歳)。連邦捜査局とニュージャージー州の警察当局は銀行強盗犯としてHasugaを数ヶ月間追跡しており、彼の名前はニューアークのFBIの最重要指名手配者にもリストされていた。

Hasugaは、ベルヴィルにあるヴァリー・ナショナル銀行で張り込んでいた警戒中の警察官によって逮捕された。Hasugaは窓口の列に並んで行員に金銭を要求するメモを手渡し、現金を受け取ると静かに銀行を立ち去った。

ベルヴィル警察の警部補、Anthony Romandettoは、27日の午前11時15分(米東部標準時)過ぎに犯人が銀行から出て来るのを見たと話している。

「前にチラシに載っていた特徴にピッタリだった……服装がね。犯人の後をつけて、銀行の向かい側にある通りを歩いた。彼はウールキャップをとってポケットにしまうと、野球帽を取り出してかぶった。この時点ですでに怪しいと感じた。彼はそのまま歩き続けて……今度はジャケットを脱いで裏返しに着たよ。それで、これはもう確実だって思ったんだ」

Romandetto警部補がHasugaの変装を監視していると、銀行強盗を知らせる警報が無線に入った。Romandettoは支援を要請し、駆けつけた警察官らと共に速やかにHasugaを逮捕した。おもしろいことに、この“Eminem強盗”は、窓口の行員に犯行時に使ったメモを返すよう要求していたらしく、後に警察が彼の服のポケットからそのメモを発見している。

警察はほかに、ブルームフィールド、ドーヴァー・タウンシップ、ラザーフォード、クリフトン、リンドハースト、ハズブルック・ハイツ、ティーネック、ローゼルパーク、フォートリー、カーニーを含む周辺地区の町で起きた11件の銀行強盗についても彼の余罪を追求している。

Jason Gelman, New York (C)LAUNCH.com
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