オアシス、ドイツ公演の日程をさらに延期。リアムが警官を蹴ったとドイツ警察が発言

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Oasisは、週末にミュンヘンのホテルで起きた乱闘により、ドイツでの2公演(12月4日のデュッセルドルフと5日のブレーメン)を延期することにした。

これはすでに延期された1日(日)のミュンヘン、2日(月)のハンブルグの公演に続くもの。さらなる公演延期は、ナイトクラブでのケンカでシンガーのLiam Gallagherが受けた顔のケガと折れた歯に引き続き治療が必要なため。

バンドのサイトには正式な声明が掲載されている。「先週末のイベントに続き、残念ながらOasisは残りのドイツ公演も延期することを決定した。Liamの歯の損傷は当初思われていた以上に悪く、再びパフォーマンスができるようになるためには、英国に戻り手術を受ける必要がある」

先だってのニュースで伝えたように、Oasis側は「若者たちからいわれのないケンカを売られた被害者」だと述べていた。警察の報告から、それがナイトクラブでとなりの席にいたイタリア人の客とわかっている。警察は、仲間うちで口論になったバンドメンバーの1人がイタリア人客のテーブルに倒れ込み、さらに大きな乱闘が始まったと発表。警察がこの時点で出動した。

GallagherとドラマーのAlan White、バンドのDJのPhil Smithほか、2人の警備員が12月1日の早朝に逮捕され、飲酒の血液検査を受けた。

ドイツの警察はBBCに対し、Gallgherがミュンヘンのホテルでの乱闘の際に「全力で」警官の胸部を蹴ったと語っているが、10万ユーロ(10万ドル)の保釈金を払って保釈されたあと、ほかの嫌疑をかけられる可能性は低い。しかし告訴された場合には、2年間刑務所に服役し、保釈金は罰金として取り上げられるのではないかと言われている。

ギタリストで兄のNoel Gallagherは、事件の起きた時間はベッドにいたとバンドのスポークスマンは話している。

延期されたショウは再度スケジュールが組み直される見込み。12月8日にウェールズのカーディフで始まるUKツアーは、予定通り行なわれる。

Darryl Morden, Los Angeles (C)LAUNCH.com
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